豆知識

 

このページは、弊社が毎週月曜朝礼時に社員持ち回りで披露している「豆知識」を公開するページです。

 

※間違いや誤認、追記等あれば随時行なっております。

 


紅葉や黄葉について

何度となくとりあげてきた紅葉や黄葉の仕組み。そういえば赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(おうよう)」と呼びますが、他にも褐色にかわるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶそうです。これらをまとめて「紅葉」と言われています。

ややこしいですね。

 

赤くなるのと黄色くなる場合は仕組みが違います。2016年12月の記事を御覧下さい。

また、より詳しい記事は2017年11月の記事に書いてあります。是非御覧下さい。

 

2017年の11月の記事に書いてあるとおり、赤くなる紅葉は、クロロフィルが分解され、当分と化学反応が起こりアントシアニンができるとお伝えしました。

このアントシアニン、黄葉の時に作用するカロチノイドとは違って、緑色の葉の時は全く存在しないのです。また落葉樹の紅葉は木が成長する過程でどういった役割があるのか、まだ解明されていないとか。こんなに間近にある紅葉ですが、まだまだ未知なる存在です。

 

何か新しい説が出てきたら、注目したいところですね!

枝の状態

樹木は枝の状態をよく見ると色々なことが分かります。

【下り枝】

栄養分の吸収が盛んな太い枝は、枝の自重で幹から剥離する危険があります。危険かどうかを見分けるには、枝の付け根の下側にアコーディオン状のシワがあるのが特徴です。

枝が裂けた場合、幹に上部から下部へ抉られたような跡が残り、その後の生育に良くない影響があるため、もしこのような下り枝を見つけたら、できるだけ枝を短く切り込んで裂けないようにしましょう。

 

【雷の跡】

下り枝に似た裂け方をしているが、幹の上部から地盤にかけて一直線に縦状に裂けている場合は落雷が原因です。よく見ると焦げたような跡がある場合もあります。

上部に落ちた雷の熱が樹液を通るため、やけど状になります。

 

【幹上部の枯れ】

何らかの原因で根が傷むと、幹先が枯れます。原因には水分不足や根腐れ、土層厚が少ない等が考えられます。

原因を取り除くためには、大規模な土壌改良や植え直しなどが必要となります。

もし幹や根本から胴吹きやひこばえが出ている場合は、切らずにそのままにしましょう。胴吹きやひこばえについた葉で栄養分を作り発根を促すからです。

胴吹きやひこばえが見当たらない場合は、徐々に枯れた部分が広がり、やがてその樹木は枯れます。

アオキの良さ、用途

アオキという植物をご存知でしょうか。

耐陰性のある植物なので、よく日当たりの悪い中庭や北側の緑地に植えられることがあります。

今回は日陰の主役、アオキのお話です。

 

アオキはアオキ科の常緑低木で花期は3月下旬から5月上旬の頃です。

名前の由来は新しい枝が伸びて数年間青いことからついたと言われています。

常緑な上に耐寒性が強く、また日陰でも生育するために日本では古来から庭木として良く使われてきました。美しい照りのある大きな葉が好まれ、またそこに降り積もる雪に風情があります。

斑入り葉の園芸種が沢山作られ、黄色い斑点や白い筋状の斑など様々です。斑入りは日陰を明るく見せるということで、日本庭園でも洋風庭園でも好まれてきました。

アオキには雌雄異株のため、それぞれの良さと用途が異なるので、植える時は場所を考えましょう。

 

雌木は冬にかけて大きな赤や白、黄色の実を付けます。雄木よりやや小さくまとまるため、鑑賞する窓などの近くや冬場に彩りが欲しいところなどだと良いですね。列植も良いですが、景石や灯籠に沿わせるように植えるのもオツです。

 

雄木は雌木より多く花が咲くこと、また樹木が大きく成長します。昔から「バカ」と言われるのは雄木のこの大きくなる特徴からだそうです。もちろん剪定して小さく管理することもできますが、生け垣や目隠し、景観木としての利用もオススメです。ボリュームを活かした植え方をすると、ジャングルのような迫力も楽しめます。

 

アオキは古来から日本人に愛されている樹木ですが、良さを再認識しつつ活躍して欲しい樹木のひとつです。

父の日の花って?

そろそろ父の日です。

母の日には赤いカーネーションを贈る習慣がありますが、父の日にも決まった花を贈る習慣があるのはご存知ですか?

それはバラです。それも黄色い花の。

 

これは父の日の提唱者、ドット夫人が父の墓前に白いバラを備えたことが由来されていると言われています。

ただ白いバラは亡くなった方に贈るイメージが有るため、日本では平和や尊敬を表す黄色いバラを贈りましょう、とされました。

 

ただ、父に黄色いバラを贈るのはキザかなぁ?と戸惑ったり、似合わないかも・・・という方は、黄色い花、例えばヒマワリやガーベラなどでも良いそう。

 

日頃の感謝を込めて、父の日に黄色いお花を贈ってみませんか?

オープンガーデン

オープンガーデンって知っていますか?

元々はイギリスで個人の庭の一般公開が始まり、それを英王室がパトロンとなって公開されている個人の庭をまとめた「イエローブック」が発行されました。それを頼りに庭を訪ね始めたことが発祥とされています。

 

神戸でも「花好き同士の出会いと交流の場として、個人の庭を期間を設けて公開。 花は人の心をいやし、人と人の輪を広げ心落ち着く美しいまちなみを生みだそう」というコンセプトでガイドブックが作成され公開されています。

 

オープンガーデンと言っても、西洋風庭園だけではなく日本庭園もあります。様々に工夫され、またそれを作っている庭主様と楽しいおしゃべりが楽しめたり、庭を巡っている人との交流ができたりして、思わぬ出会いがあるのも特徴です。

今週末は神戸のオープンガーデン2018の最終週。折角のよいお天気予報です。冊子をダウンロードしてお出かけしては如何でしょうか?

 

 

そうそう、オープンガーデンの際はルールや一般常識をきちんと守って下さいね。近隣に配慮してあまり大きな声でおしゃべりしない、お庭の樹々や花を傷つけないよう日傘はたたむ、花を採ったりしない、迷惑駐車をしないなど、公開してくださっているお家や、周辺の方々に思いやりと感謝を忘れずに!

樹木はただ植えられているのではない

自然林や二次林ではなく、植栽された樹々についてのお話です。

 

公園や緑地帯、マンションや企業の敷地内、家など、様々に植物は植えられています。それぞれには植栽場所を決めた設計があり、その時に考えられた役割があります。

しかししばらくするとそれらの役割は忘れ去られ、酷い時はその用途を鑑みず管理されて無残な状態になることもあります。

我々、造園業では設計・施工と関われる物件だけではなく、誰かから引き継いだ緑地の管理をすることもしばしば。

その際にそれぞれの樹木の役割はなんだろう?と考えることは、その後の美しい緑地形成と維持に必要不可欠です。

 

例えば、生垣が植えられているとします。生垣の意味は境界を示す、目隠し、侵入防止、整然とした雰囲気をだす、幾何学的なデザイン要素など、ちょっと考えても様々な用途があります。しかも、目隠しであれば何から目隠しをするのか、どのくらいの高さが必要なのか、密度、品種はあっているのかなど、役割によって選択肢が異なってきます。

現在の高さが適切なのか、生垣の厚みはどうか、花や紅葉などの季節の変化は必要かなどを常に意識したり、施主様と話し合って決めるのが良いでしょう。

 

こういった樹木の役割を意識することは、日本では古くから行われてきました。

日本庭園の作庭の中に『役木』という言葉があります。庭の景観の趣を出すために植えられる庭木のことで、江戸時代の『築山庭造伝』になどに紹介されているそうです。これらは、特に決まったものではなく、長い歴史と経験のなか培われてきたものですが、現在も庭園作りの参考として継承されているとのこと。

正真木や景養木、見越しの松など、景色を形作ったり、風情を出すために植えられる樹木のことを言います。

 

樹木はただ植えられているだけではありません(そういう時もあるにはありますが・・・)

1本1本、真摯に向き合い、樹木の良さを最大限にいかしながら、役割をまっとうさせることを常に意識した緑地作りを一緒に目指す姿勢を大事にしていきたいと思っています。

長命草って知ってる?

「長命草(ちょうめいそう)」は、和名を「ボタンボウフウ(牡丹防風)」と呼ばれ、沖縄を代表する健康野草として注目されています。日本最西端の沖縄編与那国島に自生するセリ科の植物で、葉の形がボタンの葉に似ていることから名付けられました。

「サクナ」や「チョーミーグサ」と呼ぶ地方もあるそうです。
クローバーのように3つの葉を持ち、7〜8月に白い小花が円上に集まった花を咲かせます。
原産地は沖縄県で、断崖絶壁に青々と葉を茂らせ、強い紫外線と潮風を浴びても力強く育つ多年草の植物で、八重山諸島では、神様に捧げられてきた神秘の野草でもあり、「1株食べると、1日長く生きられる」と伝えられています。


長命草の栄養分は抗酸化ビタミンA、C、Eや、B2、βカロテン、ミネラル、カルシウムなども豊富に含まれており、ルチン等のポリフェノールもバランス良く含まれています。
特にβカロテンは赤ピーマンの3.4倍、鉄分はほうれん草の7.3倍、ビタミンB6は637倍も含まれているといいます。


栄養豊富なため、喘息や神経痛、風邪による熱、動脈硬化、高血圧、抗酸化作用、整腸作用、疲労回復効果があるとされており、特に抗酸化作用が注目されているそうです。
ただ、野草ならではの香りと苦味があるため、沖縄では新芽や柔らかい部分の葉を食べるそう。
最近では大手メーカーが青汁にしたり、サプリに開発したりする等、本州でも手に入れやすくなってきているようです。


栽培方法はパクチーの栽培と同じとか。乾燥して高温である環境を好むため、日本の高温多湿な夏は苦手なので、本州での栽培は難しいかも知れません。夏を丈夫に越すことが重要です(耐寒性が無いため、冬も苦手ですが)。

自家製オリーブオイル

シンボルツリーとしてオリーブの樹を植える企業や家庭が増えています。潮に強く沿岸で植えることが出来ることや、半日陰程度の耐陰性があるので日当たりがあまり良くない場所に植えられることも。姿の面白さや銀葉の美しさ、丈夫で育てやすいこと、そして実をつけることが好まれ、いまやあちこちで見かけるようになりました。

神戸では日本で最古のオリーブ園があったこともあり、北野町では積極的にオリーブを植える活動もされています。

 

さて、ご存知の通り、オリーブの実は食べられます。塩漬けにして食べることも出来ますし、オイルを絞ることも出来ます。

 

弊社にも長年オリーブの樹を家に植えている人物がおります。しかしこれまであまり実を活用してなかったそう。先日、初めてオイルを絞った時の様子を教えてもらったので紹介したいと思います。手もみでオイルを取り出す方法です。下記の写真を御覧下さい。

手もみの場合は実を潰す作業が大変だそうですが、家庭でするには特別な機材が必要ではなく、一番手軽なのだとか。出来上がるオイルは「ヴァージンオイル」と言われるものです。

ただ、手早くやらないと酸化するなど、素人がするとやや品質にかけるよう。

今回手もみで頑張ったのですが、臭いが出てしまったので、結局食用にはしなかったそうです。

 

オリーブはどうしても実に目がいきがちですが、実は葉も利用することが出来ます。

剪定時などでとれた葉を乾かすと簡単にお茶できます。栄養もあるので、実の調理に自信のない方、実がならない品種の方は、試してみては如何でしょうか。

オーバーシードに欠かせないアレ

オーバーシードという言葉をご存知でしょうか?

現在生えている芝生の上から、新たな芝生の種(シード)を撒くことをいいます。オーバーシーディングとも呼ばれます。

ウィンターオーバーシードというと、まずベースとなる暖地型芝生を植えておき、春〜夏〜秋にかけては暖地型芝生の緑を楽しみます。そして秋になって暖地型芝生の生育が弱くなってきたら、寒地型芝生の種子を蒔き育てることで秋〜冬〜春にかけては寒地型芝生の緑を楽しみます。春にはまた、暖地型芝生に切り替えることで、一年中緑の芝生を楽しむことができます。

春になって暖かくなり、暖地型芝生が成長するようになってくる時期に、寒地型芝生から暖地型芝生へと切り替えることをトランジションといいます。時期は4月〜5月頃に行います。
冬の間に育った寒地型芝生を軸刈りして枯らしてしまいます。刈高は10mm以下、可能ならば5mm以下にして一気に短く刈って枯らしてしまいます。 芝刈りをした後はサッチングとエアレーションをして、暖地型芝生の生育に備えます。

 

ただ、短く刈りすぎると、折角オーバーシードした暖地型芝生の葉を刈ってしまうこともあります。

また刈高を高くしすぎると、寒地型芝生が枯れずに雑草化し、暖地型芝生の生育を妨げてしまい、時には枯らす原因となります。

適切な刈高にするには十分気をつけなければなりません。


またオーバーシーディングを行う上でトランジションのタイミングが重要で、遅れてしまうとベースとなっている暖地型芝生の生育を妨げてしまうことになるので注意が必要です。

 

一年中、美しい緑の芝生を楽しむためには、手間も時間もお金も惜しまないのが肝心ですね。

竹垣の種類いろいろ

最近、和モダンのブームもあり、日本庭園の良さの再認識が広まりつつあります。
日本庭園を構成する要素の中でも、手作りの良さやあたたかみを感じるのが竹垣です。
最近は本物と見紛うばかりのスチールやプラの竹垣もありますが、経年劣化するからこそ味を出す本物の竹垣は欠かせません。

しかし、弊社がある神戸では竹垣を作成するようなお庭の作庭に携わることは稀です。
竹垣の技術を持った職人は腕が鈍らないように、また後輩に教えるために、公園の補修やイベントなどで機会を作って竹垣作成をしています。

先日、相楽園に竹垣のゾーンがオープンしました。
竹垣を代表する様式が小さなスペースで一挙に見れます。
これから1年ほどブースはそのままあるそうですので、竹が風雨にさらされて色や風合いが変化していくのを見ることが出来ます。
相楽園の見事なツツジ園を散策がてら、是非見てみてくださいね!

左奥からあやめ垣、建仁寺垣、隙間に見えるのが柴垣、みす垣、鉄砲垣、左前から四ツ目垣、枝折戸、手前にある低いものが境界です。

松の芽

街路樹などで、強剪定が行われた時に幹や枝の途中から沢山の芽が出ているのを見かけたことがありますでしょうか?そういった芽の出方を胴吹きといいます。

頂芽が無くなり、残された枝や幹から胴吹き枝(芽)を出し、急激に成長を行って早く光合成機能を回復しようとします。樹形を修正したり、小さく作り直す場合などで行われる剪定方法として利用されています。

 

ですが、クロマツやアカマツは先端を切除しても胴吹き枝を出しません。

クロマツ、アカマツの枝は先端部分に翌年の冬を超す芽を作り、枝の途中に芽を作りません。

先端の冬を超した芽は翌年の春に全て発芽し、その年の枝となります。発芽が出来ない芽は死んでしまいます。

このためクロマツ、アカマツの幹や枝には潜伏する芽は形成されないので、もちろん長く休眠状態となる芽は無く、胴吹きが出ないとされています。

そのため、松は強剪定で樹形を縮めようとすると先端の芽が無くなり、枝枯れを起こしたり、枯れてしまうこともあります。剪定の際は注意が必要です。

カンゾウ

カンゾウ(萱草)をご存知でしょうか?
雪が溶けた頃、春先に目を出す山菜です。時期はフキノトウと同じ頃と覚えておくと良いでしょう。
山間地の道端や田んぼの畦道など、様々なところで目にする植物です。やや水気のある場所に生息しています。


ワスレナグサ属で、ヤブカンゾウやノカンゾウ、ハマカンゾウなどが含まれます。
見た目はユリに似ています。黄色やオレンジのユリによく似た花を咲かせます。
3月から5月の間、若芽を採って食べることが出来ます。

採る時は根をとらず、根元から折るようにして収穫して下さい。
他の山菜とは違ってアクが無いため、そのままでも食べられます。
サッと湯がくと少しぬめりが出て、より一層美味しいそうです。サラダやお浸し、天ぷらなど様々に利用できます。

弊社を略して「カンゾウ」と呼ばれることが多いので、ちょっと親近感が湧く植物です(笑)。

幻のアジサイ、シチダンカ

シーボルト著『日本植物誌』(1835年から1870年にかけて30冊刊行された)に紹介されたヤマアジサイ、シチダンカ。その後長らく野生で見つかることがなく、幻のアジサイと言われました。

1959年(昭和34年)に六甲山系内で再発見され、あまりの可愛らしさに一大ブームとなりました。

神戸市立森林植物園では多くのシチダンカを栽培し、梅雨から初夏にかけて爽やかな青色と可愛らしい星型の花を楽しむことが出来ます。他のアジサイより少し早めの花期なので、見たい方は気をつけて下さいとのこと。

森林植物園のあじさい園の整備・剪定をさせて頂くことがあるのですが、花が咲いていないと殆ど見分けが付きません。やや枝がほそいかな?という感じです。

 

シチダンカはヤマアジサイの八重化した品種だと言われます。八重は雄しべが変化したものなので、自然繁殖しにくくなっているのではないかと言われています。

ぼたもちとおはぎ

ぼたもちって好きですか?

もち米とうるち米を混ぜたもの、または単にもち米を、蒸すあるいは炊き、米粒が残る程度に軽く搗いて丸めたものに、餡をまぶしたものですね。

昼と夜の長さが等しくなる春分の日に、食べる習慣がある地域もあるそうです。

 

そういえば秋分の日に食べるのはおはぎでしたね。

ぼたもちとおはぎって似てますが・・・。

いや、同じ???

何が違うのかご存知ですか?

 

 

 

 

ぼたもちは漢字で「牡丹餅」と書きます。

おはぎは漢字で「御萩」。そう、季節の花を見立てているのです!

 

実は夏と冬でも名前が違うのですよ。気になる方は是非調べてみて下さいね。

イチゴの栽培

家庭菜園で人気なのは、トマトがあげられますが、近年はイチゴもよく栽培されるようになってきています。

イチゴは比較的栽培が難しいと言われ、やや敬遠されてきましたが、近年の品種改良によって育てやすい品種が増え、家庭で栽培普及が進んできました。

特に人気なのが、四季咲き性のイチゴです。真夏や真冬を除いて春と秋に次々と実をつけるため、長くイチゴの収穫を楽しむことが出来ます。

また、白いイチゴやピンクのイチゴなど、見た目が面白いものや、花色が赤いものなども面白いため、人気が出てきています。

 

イチゴの栽培の難しさは土作りと植栽場所、苗栽培だと言われています。

イチゴの根は肥料を嫌うため、元肥を入れた土は最低2週間前に良く耕しておく必要があります。

植える場所は暑さや乾燥に弱いのでやや湿り気のある所を好みますが、湿気も嫌うため畝を高めにしたり、浅く植えなければなりません。意外にもハンギングやテラコッタなどは栽培場所に向いています。

イチゴは収穫が終わる頃、株元からランナーと呼ばれるつるが出て、先に多くの子苗ができます。この子苗をとって、翌年育てる苗を作ることが出来るのですが、沢山の美味しい実をつける苗を作るのはプロでも難しいと言われています。

上手く行けば沢山の苗を作ることができるので、スペースがあるのなら試してみるのも良いと思います。

コツは、下記のとおりです。

  • 5月に親株を植え替えて回復させる
  • 8月に親株から子苗を10~20株とって育てる
  • 10月下旬頃に苗を畝に植えること

時期を逸しないように、また土作りを事前にしっかりして栽培してみて下さい。

誕生花とは

誕生花をご存知でしょうか?

実は1日1日、366日、それぞれの日に因んだ花があります。それを誕生花として呼んでいます。

誕生花の由来は国や地域によって様々な説がありますが、中でもギリシャ・ローマの人々の思想が影響しているのではないかと言われています。

 

ギリシャ・ローマ人は自然界にそれぞれを司る神がいると信じていました。それは、時間や月日などにも神が存在すると考えていたようで、花や木々は神秘的な力を秘め、神からのメッセージをその身に宿すと信じられていました。

 

つまり1月に咲く花にはとある特定の神からのメッセージが込められているのでは?という発想です。そういった発想はギリシャ・ローマの神話に仲に多く散見されるとか。

そこから月日に関連する植物が分かり、それが誕生花の起源になったのでは?という説があります。

 

こうして誕生花はギリシャ・ローマ神話を根底にしながら、世界各国・各地域でアレンジされたり、商業的な思惑に巻き込まれ、現在の形になりました。

だから誕生花は似通ってはいますが、国や地域、書籍によって違いが出来るのだそうです。

 

誕生花と、その花の花言葉を調べて、プレゼントするのは楽しそうですね!

木本と草本の違い

木と草の違いってご存知でしょうか?大きいから?小さいから?幹が木質化するから?

 

木は毎年成長するにつれて、幹が太っていきます。年輪と聞くとピンと来るのではないでしょうか。

理科で習ったかと思いますが、形成層というのが形成され、年輪となり、毎年そうして幹が太っていくのです。

草はある程度生長した後は幹は太くなりません。形成層はなく固くならず、数年すると枯れてしまいます。

幹と言わず、茎というのもそのせいですね。

ふたつの違いは形成層というわけです。

 

ではヤシや竹はどうでしょうか?

幹は固くなりますがどちらも形成層はなくヤシも竹も、伸び始めた部分の大きさのまま幹は太ることはありません。ですのでどちらも草本と分類されます。

でも図鑑によっては例外的に木本として分類される場合もあります。

 

どっちやねん!と突っ込んだ貴方。間違っていませんよ!!

 

実は植物学からすると木本も草本も本質的な違いは無いそうです。

 

なので造園業では、形成層、つまり木部の細胞を年々蓄積して成長する植物を「木」、そうではないものを「草」とザックリ呼んでいます。

 

ちなみにヤシは前述のように幹が太らないため、蔦などの絞め殺しで枯れることは無いそうです。

梅の実

1/29の豆知識に引き続き、梅の話の続きです。

梅は梅でも、実について。

梅干しはお好きですか?

梅酒や梅シロップはご家庭で作られたりしていますか?

 

梅の実には実は毒があることが知られています。

梅の実だけではなく、バラ科の植物の葉や未熟な果実や種子には青酸配糖体が含まれており、未熟な種子や腸内細菌が持つ酵素の作用でシアンを生成する事があります。それを食べた時に胃酸によって有毒性を発揮する恐れがあり、痙攣や呼吸困難、麻痺、また死亡すると言われています。

ただ、胃酸や胃の消化酵素だけではシアンの生成は起こらないため、中毒の危険は大量に未熟な種子を噛み砕いてその酵素を併せて摂取した特殊なケースに限られるとのことです。例えばアンズを300個食べたり、梅の実300個食べたりしたら危険です(子供なら100個)。そんなに食べられないので、梅の実で死亡することはありません。

ただ果肉よりも種の方が10~20倍の青酸配糖体が含まれるため、未熟な青い梅を種ごと食べるのは止めましょう。

 

幼児などが青梅の果肉をかじった程度ではほぼ心配はありませんし、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などはアルコールや塩分、天日干しの熱によって酵素が失活し、毒性は低下しています。

 

それより、昨今は過敏症やアレルギー症状の報告が多くあるそうです。

食べて気分が悪くなったり、かゆくなった場合は一旦食べるのを止めて下さいね。

森林浴するなら針葉樹林?広葉樹林?

森林浴って知っていますか?針葉樹林に入って空気を吸い、また全身に浴びることをいいます。

単に爽やかな気分になるというだけではなく、香りや音、光などの環境が人間の体に良いからと近年の登山ブームもあって広まりつつあります。

森のなかに居ると清々しい気分になり、空気が美味しく感じたりしますね。光合成によって出される新鮮な酸素がいっぱいあり、大気中の汚染物質を樹木が吸着してくれるからではないかという説があります。

また外気温に比べて森の中は夏は涼しく、冬は暖かく感じられ、しっとりとしていて快適なのもあります。

それにとても良い香りがします。この香りの中にはある種の殺菌作用があることが近年明らかになってきており、これも森林浴ブームの大きな要因になっています。

 

トーキンという学者は、早くからこの殺菌作用に注目をして「フィトンチッド効果」を提唱しました。

樹木から発散される匂いの元となる物質には殺菌作用があり、例えば松や杉にはジフテリア菌を、モミは百日咳ビールス等、カシはコレラ菌、ユーカリは流感ビールスを退治する効果があると言われています。この殺菌効果のある微生物質をフィトンチッドと読んでいます。フィット(phyto)は植物、チッド(cide)は殺すという意味です。

現在、世界各国では循環器系の病気療養に森林を利用しようと森林療養地等が考えられつつあります。日本でも昔から転地療養というのがありますね。きれいな空気と林間での療養が偶然にも長期の森林浴になっていたのかもしれません。

 

ところで、どの程度の森林にどれくらいのフィトンチッド効果があるのでしょうか?実はまだあまり詳しいことは分かっていません。

ただ世界最大の針葉樹林に入ると、時として嫌悪感を催すことがあるそうですが、これはフィトンチッド効果が過剰なためだろうと考えられています。

 

最後に、森林浴には針葉樹林がいいと言われているのはどうしてだかご存知でしょうか?

答えは至って簡単、調査が行われたのは針葉樹林についてのみなのです。

広葉樹林はまだ調査が進んでおらず、今はまだなんともいえないそうです。

梅の育て方

もうすぐ梅の花の季節。香りが素敵なので花が楽しみな方も多いのではないでしょうか。

また、縁起が良いということで、お庭に植えているお家をよく見かけます。

梅の育て方はご存知の方も多いだろうと思いますので、性質や要点をサラッとおさらい。

 

梅はバラ科サクラ属で花が2~3月、実が梅雨頃に成ります。花芽分化は7月頃です。

梅切らぬバカと言われるように、梅は剪定して樹勢をコントロールしながら育てる樹木です。剪定は年に2回しますが、落葉後12月~芽吹くまでの間の剪定が重要です。

通常、梅の枝の先端は元気が良ければ2本から4本伸びます。それを一番素性の良い1本だけにします。

切るときは、枝の途中で切るのではなく(切り返し剪定)、枝の元から切る(間引き剪定)ようにしましょう。

特にあばれている樹は、切り返し剪定主体ではなく間引き剪定主体でいきましょう。
ただし樹勢が弱く、放任していた梅の樹などは、間引き剪定をおこない、空間を空けたのち、切り返し剪定をした方が良いと言われます。切り返し剪定をした方が、新しい元気な枝が出やすくなります。

元気な枝が有る方が花は沢山咲きます。バラは樹勢がもともと強い木ですから、あまり怖がらず剪定してみると良いと思います。

 

7月に行うのは混んでいる枝の間引き剪定です。間引きをすることで、枝全体に日が当たって木が充実し、良く花が咲くようになります。葉が込みすぎるとうどんこ病になる場合があるので、透かしてあげる気持ちで行います。

ただし補助的な剪定ですので、やり過ぎに注意をして下さい。分化しつつある花芽を切ってしまうこともあります。

 

剪定の次に大切なのが施肥です。

施肥は12月から1月の間に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきましょう。開花後に化成肥料を株元にお礼肥として追肥します。

 

また、バラ科は樹木全体が美味しいため、虫によく食べられます。防除や殺虫など、適宜行う必要があります。

カカオについて

街ではそろそろバレンタインの準備が始まっていますね。今日はチョコレートの原料、カカオについてです。

最近、健康のためにチョコレートを食べるという習慣が広がりつつあります。チョコレートに含まれるポリフェノールには主に老化防止や体内の酸化を阻止する作用があると言われています。

特にビターチョコレートはカカオの含有率が高いため、ポリフェノール摂取に向いていると思われます。

 

では、原料となる実をつけるカカオはご存知でしょうか?

熱帯植物園などで見かけたという方もいらっしゃるのではないかと思います。

カカオは中央アメリカから南アメリカあたりの熱帯地域が原産で、幹生花と呼ばれる幹から直接花をつけ、幹にそのまま実がなります。パパイヤやドリアンも同じ幹生花と言われるものです。

カカオの樹は非常に限定された条件のもとでしか発育しないことが有名で、平均気温27度以上、年間を通じて気温の上下幅が狭く、さらに高温多湿が必要とされています。また温度や降水量の面でも限定されますが、それ以上に必要になるのが風除けや日除けのための樹木も必要とか。驚きますね!

 

ですので日本での路地栽培は不可能、カカオは輸入にほぼ頼っています(伊豆などで温室栽培はあります)。

カカオの主な生産国はブラジルやエクアドル、ガーナやインドネシアです。はるばる日本に来たのかと思うと、カカオの苦味も味わい深くなるかも!?

照葉樹と針葉樹の戦略

西日本の山々(高山は除く)は概ね常緑のカシやシイなどの照葉樹林で構成されています。
東日本では常緑樹は多くはなく、落葉する落葉樹や針葉樹が多いですね。
照葉樹は何故寒い所に少ないかご存知でしょうか。
暖かい所が好きだから?寒いのは苦手?
確かにそれもあると思いますが、正解ではありません。

樹木は根から水分や養分を吸い上げて生きていますが、寒くなると葉の水分が凍ってしまいます。
これは植物にとって大きなダメージ。落葉樹は葉を落とすことによって寒さを凌いでいます。

対して、温暖な西日本では冬も光が多く、光合成がしっかりできるので常緑になりました。
照葉樹は温度が5度~0度くらいまでにしかならない場所に生息し、葉を厚くして5度程度まで耐えられる寒さ対策をしています。
寒さが苦手という言われは、こういうところからきているのですね。

では東北や北海道、またそれ以北の植物である針葉樹はどうなっているのでしょうか。
針葉樹は葉の形がとても細長く、体積に対して表面積を小さくしたことで外気温の影響を最小限にして、葉の中に水分が通っても凍りにくくなりました。
一部が凍ってもその葉を少しだけ落とすだけで生育できるようになったのです。

こうして、温暖な所では照葉樹が光合成を最大限にするために、寒冷地では針葉樹が寒さから耐える姿に進化して、繁栄していきました。

ちなみに、北海道では常緑樹というと針葉樹を指します。
西日本から仕事で行った時に話が食い違わないよう、気をつけたいですね。

エディブルフラワー

エディブルフラワー(英語:edible flower)ってご存知でしょうか?

植物の花を食材として用いること、また、食事にそえられる花のことをいいます。

日本語では食用花(しょくようか)ともいいますね。

広義ではブロッコリーやハーブ類も含めることもあります。

 

数年前からちょっと話題になっていました。

初めは色あいなど彩りのためでしたが、近年は花に含まれるビタミンB1等の栄養素が知られ、健康面から注目されるようになってきました。

実は今年、大ブレイクするのでは?と言われています。

 

しかし食べられる花も多くありますが、食べられない花、つまり毒がある花も多くあります。

また、食べられても多く食べると良くないものもあります。

そのため食べる時には細心の注意が必要です。よく分からないものを食べないようにして下さいね。

 

そういえば日本では古来から重陽の節句の際に菊酒をふるまって、長寿を願う儀式がありました。日本では生の菊の花を用いるため薬効などの期待はありませんが、中国では乾燥させてお茶に混ぜるそうですよ。

プリムラ・ジュリアンについて

冬になると花壇や花苗販売コーナーでよく見かける「プリムラ・ジュリアン」。多彩な色や八重、バラ咲きがあり、ひときわ鮮やかです。

 

プリムラ・ジュリアンはプリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリエという品種を日本で交配させて誕生しました。
小型でカラフルなのが特徴です。

ポリアンサも交配された品種で、ヨーロッパ原産のプリムラ・エラチオールとプリムラ・ブルガリス、プリムラ・ベリスなどを交雑させ育成された品種群と言われています。
もともとポリアンサは花茎を伸ばしその先に花を咲かせる品種でしたが、最近ではジュリエとの交配が進んでポリアンサもジュリアンと似たように株元で花を咲かせる性質に変わってきています。
そのためポリアンサとジュリアンを見分けるのが難しくなってきました。
ジュリアンを育てているとたまに花茎を伸ばして咲くことがあります。これはポリアンサが持っていた元の特性が先祖返りして現れたものです。

さて、プリムラ・ジュリアンの中で黄色だけが良い香りがするのをご存知でしょうか?何とも言えない、甘い香りです。
これはポリアンサの元となったプリムラ・ベリスに香りがあり、その性質が残ったのではないかと言われていますが、未だ解明されていません。
プリムラ・ジュリアンを見つけた時には是非、黄花の香りを楽しみながら香りの謎に思いを馳せてみては如何でしょうか。

コウヤボウキとコキアのホウキ

コウヤボウキという植物をご存知でしょうか?

写真の薄緑色の葉をした植物です。

名前の通り昔から高野山で葉をふるった枝を束ねてホウキを作っていたことからこういう名前が付きました。

このコウヤボウキで作ったホウキが真ん中のホウキです(社員が作成!)。

少し固めで荒々しいホウキですね。

右下のはコキアで作ったホウキ。繊細で柔らかめ。

比べるとホウキの質感が全然違うことが分かります。

用途や場所によって使い分けると良いのでしょう。

 

調べてみますと、コウヤボウキで作られたホウキは万葉集に書かれていたり、奈良時代に作られたホウキが正倉院に収められていたりと、本当に古くから使われてきたことが分かります!

コウヤボウキは今も山中で普通に見かける落葉低木。

とても身近なものをうまく利用していたのが良く分かります。

ポインセチアについて

クリスマスになると街のあちこちで見るようになるポインセチア。

クリスマスにポインセチアを植えるようになったのは、クリスマスカラーの赤・緑・白からだそうです。

冬の色づく赤い葉、そして元々の緑の葉、それから茎が折れた時に出る白い樹液から来ているからとか。

 

ポインセチアは一般的に育て方がやや難しいです。

まず温度ですが、寒い冬に見かけるので寒さに強いと思われがちですが、メキシコ西部原産のため寒さは苦手。10度以下では生きられないので、日本の冬は室内に入れて管理します。特に寒風に過敏で、室内でも出入口など冷たい風が当たる場所ではすぐに汚くなってしまいます。

水に関しては、やや乾燥気味にする必要があります。水をやりすぎるとすぐに調子が悪くなってくるので、気をつけて下さい。

そして日当たり。とても太陽を好む植物なので、日当たりの良い場所に置くようにしましょう。

 

ちなみにポインセチアの赤い葉は、日が短くなると花芽が形成されるにつれて色づきます。つまり短日植物です。

普通に育てているとクリスマスには赤くなりませんし(正月以降に赤くなります)、室内の明るい所に置いているなら一年中赤くなることはありません。

売っているポインセチアは布を被せるなど、短日処理がされているものです。

紅葉のしくみ

2016年12月13日にも紅葉についての豆知識を書きましたが、もう少し詳しく。

 

葉緑体がもつ「クロロフィル」という光合成色素が含まれており光を吸収して光合成を行っています。クロロフィルは550ナノメートルあたりの可視光線を吸収せず反射してしまうのですが、それが緑色で、それが葉を緑に見せています。

 

光合成の効率は十分な光と温度(25度程度)が最も活発ですが、温度が低くなると十分な光があっても光合成効率は悪くなります。寒暖差(昼夜が8度差以上)が大きくなり光合成効率が悪くなると、養分を使う葉を落とす準備にかかります。

通常ならクロロフィルは常に分解・再生産されていますが、再生産が抑制されて分解だけが行われるようになると緑色は薄くなって、葉に含まれる他の色素が見えてくるようになります。

黄色の色素は「カロテノイド」といいます。クロロフィルと一緒に葉の中にもともと含まれていた色素です。

 

さて、赤くなるのは何故なのでしょうか。実はこれ、アントシアンという色素です。

植物は紅葉が始まると歯の根元と枝の間に「離層」と呼ばれるコルク状の物質を形成しやがて葉を落とすのですが、その離層ができ始めると葉で作られたブドウ糖が枝に流れず葉に蓄積されるようになり、それが紫外線が当たってブドウ糖に分解された時に赤色の色素「アントシアン」が作られます。

 

赤く紅葉していく葉を見ると、緑の葉から徐々に緑色が抜けて赤色に色づいていくのがよく分かりますよ。

柿について

先日、柿を頂く機会があったので、柿の実の成分について調べてみました。

柿の実にはカリウムを多く含むため、高血圧やむくみの予防効果があるそうです。

また食物繊維も多く、整腸作用、つまり便秘の改善も期待できます。

生柿ならビタミンCも抱負で、二日酔いに効果があったり、風邪予防や、疲労回復効果もあります。

干し柿には胃腸を丈夫にして、身体を温めてくれる成分も!

いい事づくしです!

 

ただし、ビタミンCは干し柿にすると殆ど無くなってしまいます。

また柿は糖分を多く含むためにカロリーが高め。食べ過ぎに注意をして下さい。

 

なお、ビタミンC摂取には柿の葉をお茶にするという手もありますよ。

葉には柿の実より30倍のビタミンCが含まれているそうです。

 

柿といえば正岡子規。柿の実が大好物だったそうで、柿の句を沢山残しています。

そういえば今年は子規の生誕150年でしたね。

伊達家と上杉家の家紋

伊達家と上杉家の家紋はどちらも竹に雀二羽のデザインでよく似ています。

二羽の雀が向かい合っている構図は、「きっと何かつながりがあるはず」と思うかもしれません。上杉家の家紋も元々は回りが五節の竹で囲まれていましたが、シンプル化されて画像のように黒い線で囲まれました。
これは伊達政宗の大叔父に当たる伊達実元が越後守護大名の上杉定実に養子に入ることになり、婿入りの引き出物としてこの紋を与えました。

しかし実元が養子に入る話は立ち消えになりましたが、家紋だけはそのまま使われていて、似たものになったとのことです。

 

ちなみに上杉家の先祖は藤原北家 勧修寺流(かんじゅじりゅう)の公家の家系です。

勧修寺流の一門は「竹に雀(竹輪に飛び雀)」を家紋として用い、上杉氏もこの「竹に雀」を家紋としました。

意味は、生命力の強い、竹と雀の組み合せで子孫繁栄の縁起が良いものとして知られています。

蛇足ですが、上杉家は家紋を2つ持っていて、もう一つは豊臣家の家紋として有名な五七桐です。豊臣家と同じく、帝から賜ったと伝わっています。

切り花を長持ちさせる

花束などの切り花を貰ったり、買ったりすると、出来るだけ長くもたせたいもの。

一般的に、水切りを行う、水を毎日替えて清潔にする、葉や蕾を適切な数にする、水に栄養を入れるなどがあります。

しかし意外と盲点なのが一緒にとある果物を置いておくとイケナイということ!

 

それは、リンゴ、そしてバナナです。

 

ご存じの方も多いと思いますが、リンゴやバナナはエチレンガスを放出します。

このガスは、花の開花を促す作用があるため開花が促進されて、折角たくさんあった蕾があっという間に咲いて早く終わってしまう、ということも!

切り花はリンゴやバナナとは違う部屋に飾って下さいね。

 

実はエチレンガス、切り花には大敵ですが、サボテン等の開花がなかなか進まない花を開花させるために使うこともあるとか。

使いようなのですね~。

お金に描かれた植物について

日々お世話になっている紙幣や硬化。その中には様々な植物が描かれています。パッと思い出せますか?

 

例えば5円はどうでしょう。意外と分かる人も多いのでは?

答えはイネです。

 

では、10円は?植物がリボンでくくられていますね。

これはゲッケイジュです。

 

100円、これはご存知の方も多いはず。

サクラの花が描かれています。花びらの形状からヤマザクラでしょうか?

 

500円にはキリですね。キリといえば家紋でも有名です。

 

5000円札にはマツが描かれています。小さいので見落としてしまっているかもしれません。

富士山が描かれている方の左下にあります。見てみて下さい。

 

紙幣や硬化に植物が多く使われているのは、多くの人に受け入れやすいようにとの配慮だそう。

受け入れやすい???

お金なのだから、受け入れますよね。いやむしろ欲しい。不思議な理由です。

 

また、絵柄の多くは各界の有識者の意見を参考にして決められるのだそうです。

でも、各界の有識者って誰なのでしょう・・・

ありがとう

感謝の気持ちを伝える言葉として使われる「ありがとう」
そんな「ありがとう」の反意語をご存知でしょうか?

「ありがとう」の反意語は「あたりまえ」

「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」、つまり「有難し」という意味になります。
「有る事が難しい」「まれである」「奇跡」これらの反意語は「当たり前」「当然」となります。
普段当たり前と思っている事が、実はそうではないかもしれません。
食事ができる事、話ができる事、今生きている事、全ての事が奇跡なのかもしれません。


「ありがとう」という気持ちを忘れず、人生を楽しみましょう。

雑草の高刈り

高刈りとは、地面すれすれではなくある程度の高さで草を刈る方法を言います。

「草刈りした!」という達成感が少なく、少しボサっとした印象もありますが、近年はそれよりも様々な利点があることに注目が集まっています。

 

高刈りのポイントは雑草の成長点の位置把握が重要です。

 

広葉の雑草の成長点は高い位置にありますが、イネ科の雑草の成長点は地際にあります。

地面すれすれに刈る従来の方法だと、広葉雑草は枯れますが、イネ科は枯れず、他の雑草が無くなるためより一層繁茂します。イネ科の雑草ばかりになってしまうと、草地に生息する昆虫の種類が限られたり(それが爆発的に増えて困ることもある)、草同士が競うように大きくなるため、雑草地の草丈が大きくなってしまい将来的な見栄えが悪くなります。

 

高刈りの場合、イネ科の雑草は一定の大きさにすることが出来、広葉の雑草が枯れないため雑草同士で成長の抑制がなされて草丈が低く押さえる事ができます。また、生息する昆虫等の種類が豊富になるため、爆発的な繁殖が無く、病虫害を抑えることも出来ます。また、作業としても刃の減り具合が遅くなり、草刈り機の燃料を節約でき、ゴミの量も軽減されて作業性の良さがあります。それに加えて地際にある石や障害物に接触が少なくなるため、思わぬ事故も軽減出来ます。

 

既に公共の公園では実施され始めています。また農地への指導も進んできているようです。

草刈りの背丈について、ちょっと本気で考えてみませんか?

マーガレットに似た花々

 

マーガレットはキク科モクシュンギク(アルギランセマム)属の植物。原産地はカナリア諸島で、春~夏に白い小ぶりな花を咲かせます。

今回はそんなマーガレットに似た花を紹介します。



フランスギク
キク科フランスギク属の植物。原産地はヨーロッパで、江戸時代に日本へ持ち込まれました。夏に白・黄・ピンク色の花を咲かせます。



ハマギク
キク科ニッポナンテムム属の植物。原産地は日本で、太平洋側の海岸沿いでよく見かける事ができます。秋になると白い花を咲かせます。

 


シャスタデイジー
キク科フランスギク属の植物。フランスギクとハマギクの交配種で、初夏に白い花を咲かせます。

 


これらの花を見分けるポイントは、葉をしっかり見ることです。今回紹介した花に限らず、似たような植物を見分ける時は葉に注目して下さい。

植えたてのサクラの水やり

サクラの苗木を植える時に大事なことは水のやり方というのは、ご存知でしょうか?
実はサクラはとても根腐れしやすい植物なのです。

そのため、植える前日に苗木の根を水につけておき、植えてからは土壌が本当に乾燥するまで(時には土を掘って水分量をみてから!)水をやらないほうが良いのです。
水やりのしすぎで、折角の苗木を駄目にしませんように…

カラスに注意!

とある現場の高木剪定中に、カラスに襲撃されるといった事件が起きました。
高木にはカラスの巣があり、巣を守るために襲撃してきたと考えられます。

カラスは以下のような習性がありますので、注意が必要です。

営巣中は気性が荒くなり、巣の近くを通る人間を威嚇したり、攻撃することがあります
人を攻撃する時は、背後から頭上すれすれを攻撃します
脅威を与えた人の顔を覚えます

脅威とは、直接的な脅威はもちろん、巣に近づいたり、勘違いでも脅威とみなされることがあります。
カラスの営巣中は高木に登る際は注意が必要です。
また、今回、カラスについて調べていて興味深いことが分かったので追記しておきます。

例えばカラスの生息場所です。

巣は森の中の樹木のような視線の届きにくい常緑樹を好む傾向があります
人工物(貯水タンクの下・ナイター施設の照明塔など)に巣を作ることもあります
しばしば送電鉄塔に巣を作り、停電の原因になります
繁殖は年に一度ですが、早い時期に失敗するとやり直すことがあります
市街地でのねぐらは公園、神社、お寺などが中心です
都会のジャングルに似た構造をうまく利用して棲み着いています

また、カラスの巣について、

巣の材料は、通常小枝などですが、ハンガーなどで代用することもあります
一度雛が巣立てば、巣には基本的に戻ることはまずありません
繁殖期以外の時期や、繁殖に関わらないカラスは、群れを作って緑地のねぐらに集まります

現場でカラスに攻撃を受けた場合は、ヘルメットが有効です。
話しかけたり(仲間と思わせる)、脅かすなども効果があると言われています。
カラスが集まって困る場合は、光るものが嫌いなのを利用して、クリスマスなどで使うキラキラしたモールを飾り付けたり、CDをぶら下げる方法も良いでしょう。

ゴミを漁る厄介者という印象のあるカラスですが、普段は小動物や鳥類、昆虫、木の実などを食べる雑食性です。時として哺乳類の亡骸などを食べるため、掃除屋さんでもあります。
うまく付き合っていきたいですね。

クズについて

日本の雑草の代表格であるクズ。至る所を覆い尽くし、きわめて迷惑な植物とされています。

しかし、なぜここまで生命力が強いのか。

クズは根っこに根粒菌を飼っているため、お互いに必須の栄養素を交換することができます。そのため、ほかの植物より早く成長することができます。

また、クズは、根っこに良質なデンプンをたくさん蓄えています。その量は、人間に施しても余るほどと言われています。

迷惑がられるクズですが、クズの根っこを切干しすれば葛根湯に。

ツルはクラフトの材料に使う事ができる等、意外と活用方法が多い植物です。

花粉症対策

花粉症の原因の一つである食事。そこで今回は花粉症対策に有効な食事を紹介します。



花粉症に効く主な成分は、ポリフェノール、DHA、乳酸菌と言われています。

以上の成分が含まれている代表的な食べ物として、キノコ類、魚介類、シソ、玉ねぎ、納豆、ヨーグルト、バナナ。飲み物だと、緑茶、赤ワイン、青汁、黒酢が挙げられます。

これらを摂取し続けることで、花粉症を和らげることができるかもしれません。花粉症にお困りのあなた!毎日の食事に一品付け加えてみて下さい!

クロマツの盆栽について

クロマツの良さは、たくましい幹、枝の皮!

一般の雑木の盆栽に使う土の配合は、赤玉:砂=7:3ですが、クロマツの盆栽に使う土の配合は、赤玉:砂=3:7にします。
砂の配分を増やし、土があまり保水できないようにすることで、黒松は水を保つために幹や枝に分厚くて頑丈な皮をつけます。

クロマツの盆栽を綺麗に保つポイントは、水切れするかしないかの状態を保つことです!

是非クロマツの盆栽に挑戦してみて下さい!

ナメクジ対策

写真出典:ハイポネックスジャパンHPより
写真出典:ハイポネックスジャパンHPより

今回は、綺麗に咲いた花を食べてしまうナメクジの1つの対処方法を紹介します。

せっかく育てた植物をナメクジに食べられてしまった。そのような経験をされた方は多いのではないでしょうか。

そんなナメクジには、ナメクジ駆除剤「ナメトール」を使用してみて下さい!

殺虫剤・駆除剤と聞くと少し抵抗があるかもしれませんが、ナメトールは天然由来の成分からできているため害はありません。またナメトールは農薬として野菜にも使用することが出来ます。

是非お試しください!

 

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チョウジソウについて

出展:I, KENPEI [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)
出展:I, KENPEI [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)

今回は弊社の社員が作業中に見つけた貴重な植物について紹介します。

紹介する植物は「チョウジソウ」と呼ばれる植物です。チョウジソウは、初夏に淡い青紫の花を咲かせる宿根草です。日本の気候に適していることもあり、和風や自然風な庭によく使われてきました。かつては全国に分布していましたが、近年の環境の変化により、絶滅危惧種に指定されるまで減少してしまいました。

このように、環境の変化によって減少し、いずれ見ることができなくなる植物が出てくるかもしれません。

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エアプランツ

 

皆さん、エアプランツはご存知でしょうか?

エアプランツは土のいらない植物で、インテリアプランツとして近年人気が高まっています。

~育て方のポイント~

  • 風通しの良い明るい日陰で育てる。
  • 定期的に水やりをする。


土に根を張らずに育つ為、水やりが不要と思われがちですが、水やりが不要なわけではありません。頻度は少ないですが、しっかり水やりをしてあげないと枯れてしまいます。水やりの方法ですが、週に1~2回、霧吹きで葉全体に水を吹きかけます。また、1ヵ月に1回、バケツ等に溜めた水に浸してあげて下さい。生長は遅いですが、しっかり育ててあげると花を咲かせます。

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「デッソグラスマスター」

 海外のスタジアムでは既に導入されている「デッソグラスマスター」ですが、日本のスタジアムでは、Jリーグの規約でスタジアムの人工芝は認められていない為、まだ導入されていません。
そんな「デッソグラスマスター」が2019年ラグビーワールドカップに向けて、神戸のノエビアスタジアムに導入されるかもしれません!

そもそも「デッソグラスマスター」とは.....
オランダのデッソ社が開発した、天然芝を人工芝で補強するシステムのことです。このシステムを導入することで、芝の成長力・耐久力・復元力が向上し、長い期間コンディションの良い芝を保つことが出来ます。そのため、スタジアムの維持コスト削減にも繋がります。

もし、ノエビアスタジアムへ「デッソグラスマスター」の導入が認められれば、選手達は常に良いコンディションの芝でプレーすることができ、スタジアムの維持コスト削減等、運営上のメリットが上がるかもしれませんね!

そんなノエビアスタジアムに是非注目してみて下さい!

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まつぼっくり(松かさ)について

まつぼっくり(松かさ)とは、マツ科マツ属の植物が付ける球果と呼ばれる果実のことです。

特徴:

  • 春に受粉してから地面に落ちるまで約2年かかる。
  • まつぼっくり(松かさ)は水に濡れると閉じ、乾燥すると開く。


そんなまつぼっくりの利用方法を紹介します。

  • リースの材料として使用する
  • キャンプ時の着火剤として使用する
  • 猫の進入防止に使用する(猫の歩く道に敷く)
  • 鉢植え等の植物の根元に置いておくと、水やりの時期がわかる。

(水やり→まつぼっくりが閉じる→まつぼっくりが開く→水やり)

まつぼっくりには様々な利用方法があります。是非お試し下さい!

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銀杏について

イチョウの木は、9~11月にかけて銀杏(種子)を落とし始めます。今回はその銀杏についてです。

銀杏は雌のイチョウにでき、落ちた銀杏は独特な臭いを放ちます。銀杏の臭いは「酪酸」と「ペプタン酸」という2つの成分から構成されているのですが、その内の「ペプタン酸」は人間の足の臭いにも含まれていることが分かっています。

また、銀杏には殻が二面体のものと三面体のものが存在します。殻が二面体のものからは雄のイチョウが育ち、三面体のものからは雌のイチョウが育ちます。

 

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黄葉・紅葉について

秋~冬にかけて葉は黄・紅葉しますが、なぜ葉は黄色や赤色に変色するのでしょうか。

・黄葉について
葉の中には、光合成を行うための緑色の色素(クロロフィル)と黄色の色素(カロチノイド)が含まれています。

春~夏の日差しが強い時期は、光合成を行うため、緑色の色素が葉の表に出てきます。

秋~冬の日差しが弱い時期になると、光合成を行わなくなり、黄色の色素が葉の表に出てきます。そのため、葉は黄色に黄葉します。


・紅葉について

実は、葉が赤くなる理由はまだ科学的に証明されていません。

現在では2つの説が存在します。

1つ目は、光合成で作られた糖分が紫外線を浴びて、赤色の色素(アントシアニン)を作り出すという説で、2つ目は、天敵のアブラムシから身を守るため、という説です。2つ目の説ですが、アブラムシは鮮やかな黄色を好む傾向にあるため、黄葉した葉は絶好の標的となります。そこで、アブラムシの嫌う赤色に変色するようになったと言われています。

是非、紅葉の仕組みを考えながら紅葉を観察してみて下さい。

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樹木の管理について

今回は、樹木を管理する際に役立つ豆知識を紹介します。

1.移植や剪定を行う際、枝や根の切り口は綺麗にしておきましょう。切り口が汚い場合、次の枝や根が吹いてこない可能性があります。

2.幹巻きの際、緑化テープを幹の下から上へ巻くようにしましょう。そうすることで、水の侵入が防がれ、緑化テープが長持ちします。

3.殺虫剤や殺菌剤などの薬剤散布を行う際、濃い薬剤(希釈倍数500倍)を1回散布するより、薄い薬剤(希釈倍数1000倍)を2~3回に分けて散布する方が効果があります。

上記以外にも植木の管理で分からない事があればいつでもご相談下さい。

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日本の七草について

七草には、「春の七草」「夏の七草」「秋の七草」が存在します。今回は「春の七草」「秋の七草」を紹介します。

~春の七草~
「芹(せり)」「薺(なずな)」「御形(ごぎょう)」「繁縷(はこべら)」「仏の座(ホトケノザ)」「菘(すずな)」「蘿蔔(すずしろ)」

 


~秋の七草~
「女郎花(おみなえし)」「尾花(おばな)」「桔梗(ききょう)」「撫子(なでしこ)」「藤袴(ふじばかま)」「葛(くず)」「萩(はぎ)」

春の七草は食を目的とした草花で、秋の七草は薬用が目的の草花であると言われています。
歴史ある七草ですので、旅先で七草を背景に季節を感じてみてはいかがでしょうか。

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稲妻の由来について

古来から、田んぼや畑に雷が落ちると土が豊かになり、雷が多い年は豊作になると言われています。

これは、雷が空中で放電することにより空気中の窒素が分解され、それが雨と混じり地中に溶け込むことでその土地は栄養分が豊かになるからです。

昔の人々は経験から雷と稲の関係そがわかっていたようです。

また、昔は夫婦の夫のことを〝つま〟と呼び、奥さんのことも〝つま〟と呼んでいたことから、夫と妻の関係と、稲と雷の関係を繋げて、稲の妻「稲妻」と呼ぶようになりました。

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生き物の嗅覚について

今回は嗅覚についてです。

匂いの感じ方は人によって差があり、10人中10人とも好きな匂いというものは無いに等しいと言われています。また、獣の匂い等の重い匂いは不快を示し易く、逆に森や花木等の軽い匂いが人を快くさせると言われています。今の時期は、ヒイラギモクセイやサザンカの花木の香りが快くさせてくれます。

動物は様々な匂いを感じながら生活していますが、実は植物も動物と同じように匂いを感じています。

例えば、寄生植物であるネナシカズラは、匂いを手掛かりに寄生する相手を選んでおり、ある種の揮発性物質を発するトマトなどの植物に向かって伸びていきます。また、ヤナギやマメの木は、毛虫に葉を食べられると、そこから匂い物質を出します。それを感じた他の葉は毛虫を寄せ付けない物質を出して身を守ります。

このように匂いに反応する植物ですので、良い香りを植物に嗅がせてあげると、植物も喜ぶかもしれませんね!

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猫のマーキング・排泄行為への対策

今回は、庭や花壇の管理の中で問題となる「猫のマーキング・排泄行為」についてです。猫は同じ場所に幾度とマーキング行為・排泄行為を行います。マーキング・排泄カ所にはアンモニア臭や、汚れが発生します。

猫対策として市販されている、猫除け超音波センサーや、猫除け用の匂い玉等の効果はあるものの、次第に効果は薄れるようです。

そこで今回は効果が持続すると考えられている猫対策を紹介いたします。

①    太陽光を利用した猫除け
猫は乱反射した太陽の光を嫌います。
そこで、水を入れたペットボトルを設置し、その水で太陽光を乱反射させ猫を寄せ付けないようにします。

②    プランター型の猫用トイレの設置
猫が好む砂や培養土をプランターに敷き、そこに排泄行為をさせるようにします。そして、そのプランターへの排泄行為が習慣化すれば、迷惑にならない場所までプランターを徐々に移動し、排泄行為による被害を防ぎます。

猫のマーキング・排泄行為でお困りの方は、是非お試しください。

有毒性植物について

植物の中には自己防衛の手段として有毒成分を体内に含んでいる植物が存在します。
そこで、今回は身近な有毒性植物をいくつか紹介します。

キョウチクトウ
有毒成分:強心配糖体(オレアンドリン)
中毒症状:嘔気・嘔吐、四肢脱力、倦怠感、下痢、めまい、腹痛
花、葉、枝、根、果実に毒性があり、周辺の土壌にも毒性が残ります。また、燃やして発生した煙にも毒を含みます。

アジサイ
有毒成分:青酸配糖体、嘔吐性アルカロイド
中毒症状:嘔吐、めまい、顔面紅潮
時折食事に添えられることがありますが、口に含まないよう注意しましょう。

スイセン・スノーフレーク
有毒成分:ヒガンバナアルカロイド
中毒症状:悪心、嘔吐、下痢、発汗、頭痛、昏睡、低体温
見た目がニラに似ているので、誤って食さないよう注意しましょう。

白インゲン豆
有毒成分:フィトヘマグルチニン
中毒症状:嘔吐、下痢
一時期ダイエット食材としてテレビで取り上げられていましたが、加熱処理せずに食べてしまうと中毒症状が生じます。

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樹木の年輪について

年輪とは
樹木の断面には成長輪と呼ばれる同心円状の模様が形成されます。その成長輪のうち、1年に1本ずつ増加するものを年輪と言います。
春~夏には軽軟で淡い色の年輪がつくられ、秋には重硬で濃い色の年輪がつくられます。そのため、秋につくられる年輪は密度が高く、耐久性が高い傾向にあります。
また、年輪から、樹木の樹齢や、過去に起こった自然現象(台風、地震等)や気候変動(降水量、日照等)等を読み取ることができます。このように過去を読み取ることが可能な年輪は、歴史を知るための手段として様々な場面で活用されています。

近年では、読み取った過去の気候変動から未来の気候変動を予測する研究が進められています。
自然災害が多い日本で、より確実な予測が可能になれば、事前に対応策を考えることに役立つと期待されています。

様々な要素を秘めた年輪、もし見る機会がございましたら、その樹木の過去を想像してみてください。

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植物の連作障害について

『連作障害』
同じ場所で同じ作物を栽培し続けると、やがて農作物の生産量や樹木や草本の花が減少したり、育ちが悪くなることです。

連作障害を起こしやすい植物
農作物:エンドウ、ゴボウ、スイカ、ナス、トマト、ピーマン、メロン
樹木:マサキ、ジンチョウゲ、サツキ、サクラ、モミジ、ルピナス

連作障害の原因
1.「土壌病害」
土壌の中にはたくさんの微生物が生息しており、植物が根から出す栄養分を餌としています。連作を行うことで植物が出す栄養素が偏ると、生存する微生物の種類も偏ってきます。土壌の中の生物多様性が崩れ、ウイルス、細菌、糸状菌(カビ)等の特定の生物が繁殖すると、根こぶ病や青枯病等の土壌病害を起こしやすくなります。

2.「線虫害」
限られた植物の連作は、その植物を好む土壌中の線虫が増殖します。線虫の中でも害を及ぼすネコブセンチュウやネグサレセンチュウ等は植物の生育に影響を及ぼし、場合によっては枯れる場合があります。

 3.「生理障害」
同じ植物を連作すると、土壌中の特定の栄養素ばかりが消費され、養分が不足します。養分のバランスが崩れることにより、植物の体力が低下し、病虫害にかかりやすくなります。


連作障害対策
・異なる種類の植物を順番に植える「輪作」
・複数の種類の植物を植える「混植」
・堆肥、土壌改良資材等を投入する「有機物の投入」
・消毒剤や太陽光で土壌を消毒する「土壌消毒」

農作物には全ての対策が有効的ですが、樹木・草本には「有機物の投入」「土壌消毒」が有効的と考えられています。
土作りをしっかり行うよう心がけて下さい。

また、近年では植物が出すアレロパシー(化学物質)によって生育が阻害されることが分かってきており、連作障害の原因のひとつとも考えられています。

タケとヤシの成長について

タケとヤシは最初に幹が太り、その太さのまま生長していきます。
また、普通の樹木と違い、年輪をつくりません。

タケは、タケノコの時に節の数を決め、生長します。
そして、タケの上部付近の節から2~3本小枝を出します。
その小枝の節から毎年葉を入れ替えます。
近年問題となっている竹林。竹を枯らす方法ですが、タケノコが伸びきる6~7月に地上部を一度切り、翌年の7月にまた切ります。
これを2回、すなわち連続して2年間行えばほとんどが枯れます。

ヤシは、頂点部分に生長点があり、毎年葉が一枚出るごとに節ができます。
その年に伸びる部分の幹の太さは、その年の環境に影響を受けます。
乾燥している時は幹が細くなり、雨天が多いときは幹が太くなります。

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門松について

【門松とは】
・正月に家の前に立てられる松や竹の正月飾り
・神様を家に迎え入れるためという意味合いがある

【門松の形状】
・そぎ…竹の先端部を斜めに切ったもの
・寸胴…竹を節の部分で真横に切ったもの

【関東・関西での違い】
・関東…3本の竹を中心に、周囲に短めの若松を置くものが多い
・関西…3本の竹を中心に、前面にハボタン(紅白)、後方に長めの若松を添えるものが多い

《松を使用しない門松?》
生田神社では、社の周囲に松の木が植えられていたが、延暦18年(西暦800年)ごろに起こった大洪水の際に役割を全く果たさなかったため、それ以来今でも松の木は植えられていないそう。元旦には門松は立てずに杉飾りを立てるそうです。

関西と関東の植栽計画について

関西と関東では、植栽計画を立案する時の感覚の相違についてご紹介します。
まず、植栽計画の感覚の違いを考える上で重要なのが、樹木の価格の違いについてです。
関西では常緑樹と落葉樹の価格はほぼ同じですが、関東では落葉樹の方が若干安いのです。
これは、落葉樹が関東での生産が多く、常緑樹は九州での生産が多いためです。
よく使用する樹木を建設物価で調べると、目通り15㎝の常緑樹(クス・シラカシ・クロガネモチ・スダジイ)と落葉樹(イロハモミジ・ケヤキ・カツラ。エゴノキ)の樹木の平均の価格は、関西では常緑樹14,125円で落葉樹14,000円とほぼ同額ですが、関東では常緑樹13,250円で落葉樹が12,125円と1,000円強の価格差があり、樹木が大きくなるとさらに価格差が大きくなります。
よって、関西では、葉が落葉し掃除が大変で、冬になると背景が見えてしまう落葉樹はポイント的に使用し、植栽の主流を常緑樹で構成したデザインが多く採用されます。
しかし、関東では落葉樹の価格が安いため、落葉して枝だけになっても、背景をぼかしつつ緑化のボリューム感を出すために、常緑樹と落葉樹を2:1等で組み合わせて全体の植栽をデザインします。

安価で、バランス良くボリュームを多く見せるのに重要なのが、植栽を3・5・7本でユニットを構成してして植栽することです。
各ユニットは、常緑樹と落葉樹をバランスよく配色すると、植栽全体がよりよくみえる演出が出来ます。

さて、では常緑樹をどの位まで減らしても冬場に緑化したイメージ感を残せるかというと、植栽のデザインにもよりますが、全体の約30%以上が常緑樹であれば緑化したイメージ感が残せると言われています。

このように、関西と関東では根本的な植栽の感覚に相違があると思います。
最後に、造園の答えは1つでは無く、気候や土壌などの環境のほかに、使用する人の目的や好みによって、私は無数だと思っています。
皆さんも、沢山の答えを出せるランドスケーパーになって頂きたいと思います。

硬貨に見る植物

日本の硬貨のデザインには、植物が使われています。普段何気なく使うお金のデザインについて、今回は注目したいと思います。

まず、1円硬硬貨ですが、図案は若木で特定の植物ではありません。昭和30年に発行されたこのデザインは、硬貨として初めて公募され図案が決まったそうです。日本がのびのびと成長していくようにと願いが若木に込められています。

5円硬貨は表に稲穂、裏に文字の間に双葉があります。双葉は木の芽を表しておりこちらも特定の木ではなく林業を表しています。

10円は裏に常盤木にリボンが結ばれたものです。こちらも特定の常緑樹ではないということです。

50円硬貨は表に一重のキクが描かれています。ちなみに日本には350種ほどの野菊が自生していています。

100円硬貨には八重桜です。パッと見た感じは一重に見えますが、八重ということです。

500円は硬貨の大きさもあるため、様々な植物が描かれています。表は桐の花と葉、裏には笹葉と橘の小枝です。桐葉の葉の表現が非常に細かく、思わずじっと見てしまいます。

硬貨のデザインを見てると、様々な植物に囲まれていることを実感しますね。

竹の花

タケは通常地下茎で増えていきますが、一定の周期で一斉に花を咲かせ、枯れてしまうことが知られています。
この地下茎の正体がいわゆるタケノコなのですが、無性生殖ばかりでは環境の変化に対応できないため、花を咲かせると考えられています。
花自体は地味ですが、実には小麦並の栄養価がありお米のような味がするといわれています。野鼠の大発生を招く原因にもなってしまうようです。
詳しい開花メカニズムはまだ明らかになっていませが、モウソウチクは約60年に一度、マダケは約120年に一度開花するといわれています。
マダケは昭和40年代に世界中で開花したため、次の開花は2090年?
不吉なことと考えられがちなタケの花ですが、見ることができた方はかなりラッキーかもしれません。

樹薬

樹薬をご存知でしょうか?古来から使われていた民間療法ですが、現在は効能や効果が証明されているものもあるとか。一部ご紹介します。

【二日酔い】
昔は救荒食として知られます。クズの花3~5グラムを400mlの水に半量になるまで煎じて、冷めたころに飲みます。お酒を飲む前に飲めば悪酔い防止になります。

【皮膚】
皮膚病全般に良いとされています。ムクゲの樹皮を採取し日干しにして乾燥させ、乾燥させた樹皮を細かく刻み、十分浸る程度に焼酎に漬け2~3ヶ月経ってから、その液体を患部に塗ると良いです。

【洗剤】
ネムノキは、マメ科で牛や馬が好んで食べるそうですが、洗剤になることでも知られています。皮を剥いで鍋に入れて煎じた汁で頭や顔を洗います。また洗濯にも使用できます。