タケは通常地下茎で増えていきますが、一定の周期で一斉に花を咲かせ、枯れてしまうことが知られています。
この地下茎の正体がいわゆるタケノコなのですが、無性生殖ばかりでは環境の変化に対応できないため、花を咲かせると考えられています。
花自体は地味ですが、実には小麦並の栄養価がありお米のような味がするといわれています。野鼠の大発生を招く原因にもなってしまうようです。
詳しい開花メカニズムはまだ明らかになっていませが、モウソウチクは約60年に一度、マダケは約120年に一度開花するといわれています。
マダケは昭和40年代に世界中で開花したため、次の開花は2090年?
不吉なことと考えられがちなタケの花ですが、見ることができた方はかなりラッキーかもしれません。