日本の硬貨のデザインには、植物が使われています。普段何気なく使うお金のデザインについて、今回は注目したいと思います。
まず、1円硬硬貨ですが、図案は若木で特定の植物ではありません。昭和30年に発行されたこのデザインは、硬貨として初めて公募され図案が決まったそうです。日本がのびのびと成長していくようにと願いが若木に込められています。
5円硬貨は表に稲穂、裏に文字の間に双葉があります。双葉は木の芽を表しておりこちらも特定の木ではなく林業を表しています。
10円は裏に常盤木にリボンが結ばれたものです。こちらも特定の常緑樹ではないということです。
50円硬貨は表に一重のキクが描かれています。ちなみに日本には350種ほどの野菊が自生していています。
100円硬貨には八重桜です。パッと見た感じは一重に見えますが、八重ということです。
500円は硬貨の大きさもあるため、様々な植物が描かれています。表は桐の花と葉、裏には笹葉と橘の小枝です。桐葉の葉の表現が非常に細かく、思わずじっと見てしまいます。
硬貨のデザインを見てると、様々な植物に囲まれていることを実感しますね。