家庭菜園で人気なのは、トマトがあげられますが、近年はイチゴもよく栽培されるようになってきています。
イチゴは比較的栽培が難しいと言われ、やや敬遠されてきましたが、近年の品種改良によって育てやすい品種が増え、家庭で栽培普及が進んできました。
特に人気なのが、四季咲き性のイチゴです。真夏や真冬を除いて春と秋に次々と実をつけるため、長くイチゴの収穫を楽しむことが出来ます。
また、白いイチゴやピンクのイチゴなど、見た目が面白いものや、花色が赤いものなども面白いため、人気が出てきています。
イチゴの栽培の難しさは土作りと植栽場所、苗栽培だと言われています。
イチゴの根は肥料を嫌うため、元肥を入れた土は最低2週間前に良く耕しておく必要があります。
植える場所は暑さや乾燥に弱いのでやや湿り気のある所を好みますが、湿気も嫌うため畝を高めにしたり、浅く植えなければなりません。意外にもハンギングやテラコッタなどは栽培場所に向いています。
イチゴは収穫が終わる頃、株元からランナーと呼ばれるつるが出て、先に多くの子苗ができます。この子苗をとって、翌年育てる苗を作ることが出来るのですが、沢山の美味しい実をつける苗を作るのはプロでも難しいと言われています。
上手く行けば沢山の苗を作ることができるので、スペースがあるのなら試してみるのも良いと思います。
コツは、下記のとおりです。
- 5月に親株を植え替えて回復させる
- 8月に親株から子苗を10~20株とって育てる
- 10月下旬頃に苗を畝に植えること
時期を逸しないように、また土作りを事前にしっかりして栽培してみて下さい。