
シンボルツリーとしてオリーブの樹を植える企業や家庭が増えています。潮に強く沿岸で植えることが出来ることや、半日陰程度の耐陰性があるので日当たりがあまり良くない場所に植えられることも。姿の面白さや銀葉の美しさ、丈夫で育てやすいこと、そして実をつけることが好まれ、いまやあちこちで見かけるようになりました。
神戸では日本で最古のオリーブ園があったこともあり、北野町では積極的にオリーブを植える活動もされています。
さて、ご存知の通り、オリーブの実は食べられます。塩漬けにして食べることも出来ますし、オイルを絞ることも出来ます。
弊社にも長年オリーブの樹を家に植えている人物がおります。しかしこれまであまり実を活用してなかったそう。先日、初めてオイルを絞った時の様子を教えてもらったので紹介したいと思います。手もみでオイルを取り出す方法です。下記の写真を御覧下さい。
手もみの場合は実を潰す作業が大変だそうですが、家庭でするには特別な機材が必要ではなく、一番手軽なのだとか。出来上がるオイルは「ヴァージンオイル」と言われるものです。
ただ、手早くやらないと酸化するなど、素人がするとやや品質にかけるよう。
今回手もみで頑張ったのですが、臭いが出てしまったので、結局食用にはしなかったそうです。
オリーブはどうしても実に目がいきがちですが、実は葉も利用することが出来ます。
剪定時などでとれた葉を乾かすと簡単にお茶できます。栄養もあるので、実の調理に自信のない方、実がならない品種の方は、試してみては如何でしょうか。