今、京の都では祇園祭の真っ最中ですね。
祇園祭の祭り花をご存知でしょうか?
「ヒオウギ」という花です。
祇園祭の間、各家の玄関に自慢の屏風や絵等を飾り付けて一般に公開しているのを見ますが、そこに生けられている花です。
そもそも檜扇(ひおうぎ)とは、ヒノキの薄板を重ねて扇子の形にしたもので、宮中で公卿が厄を祓ったり、災難が降りかからないよう持つ魔除けでした。
祇園祭は疫病を祓うため毎年行われるようになった祭り。この檜扇に葉が似ている植物を扇に見立て、葉が厄を祓うとして各家で飾られるようになったといいます。
もしヒオウギを買って生ける場合は、葉を落としてはいけませんよ。葉が似てるのがそもそもの祭り花になった所以なので!