写真はとある弊社の管理物件、芝生と低木の様子です。
この時期、低木内は雑草に覆われることが多いのですが、ほとんど見当たらず綺麗です。
これは一体なぜでしょうか。
実はこれ、除草剤を適切に散布した結果です。
「除草剤」と聞くととかく調べもせずに嫌な顔をされることが多いのですが、実は物は使いよう、適切な容量や用法等を守ると安全でとても良い効果を得ることが出来ます。
こちらで使われたのはアミノ酸系の移行型茎葉処理剤です。いわゆるラウンドアップに代表される遅効性で非選択性の除草剤。持続性が無く、残留性が低いものです。
茎葉処理剤は非選択性ではありますが、植えられて4年以上たった植物の木化した部分に付着しても影響が少ないことが知られています(影響が無いわけではありませんが)。
そのため、写真のように芝生に隣接した低木が生えた緑地に散布したい場合、芝生にかからないよう養生が必要です(地被類やコニファー類、草花にかからないようご注意下さい)。
散布した後、雑草が枯れるまでしばらくかかりますし、枯れたものは撤去しなければ見た目が悪いのですが、除草の手間を考えると比べ物にならないくらい作業手間が省けて、また時間の省略になります。
除草剤と聞いてすぐに駄目だ・嫌いと敬遠するのではなく、使用方法を守って安全にうまく使うことも大切です。
除草剤(移行型茎葉処理剤)の散布の際、周囲に飛び散らないか気になる方も多いかと思います。
様々な方法(もちろん飛び散らない方法も!)で利用が可能です。造園業者は知恵を絞ってやっております(笑)。