いよいよ秋!という気候になってきましたね。
一気に秋の花が咲き始めています。
今回は秋の代表的な花の花言葉をご紹介致します。
【キキョウ】
「永遠の愛」「気品」。
紫の桔梗の花言葉は「気品」。
白の桔梗の花言葉は「清楚」だそう。
花色によって違う花言葉もあるのですね。
花言葉の「永遠の愛」や「誠実」は、キキョウが恋人のために一生涯、ただ待ち続けた若い娘であったという物語に由来するともいわれています。
【キンモクセイ】
「謙虚」「気高い人」
キンモクセイの花言葉の「謙虚」は、その甘くすばらしい香りに反して、控えめな小さい花をつけることにちなみます。また、「気高い人」の花言葉は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせることに由来するといわれます。
【コスモス】
「乙女の真心」「調和」「謙虚」
コスモスの語源となるギリシア語の「kosmos」には調和や秩序という意味もあり、花言葉の「調和」もそれに由来するといわれます。また、「乙女の真心」の花言葉は、コスモスの繊細で清潔感のある花姿にちなみます。
【ナデシコ】
「大胆」「純愛」「貞節」
細く糸状になったピンクの花びらが繊細な印象をあたえるナデシコの花。「純愛」「貞節」といった女性的な花言葉もその花姿にちなむといわれます。「大胆」の花言葉は、西洋のナデシコの赤い色からつけられたともいわれます。
【ヒガンバナ】
「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」
花言葉の「悲しき思い出」は、ヒガンバナが墓地などでよく見られることに由来するといわれます。
ちなみに花言葉は象徴的な意味を持たせるため植物に与えられる言葉で、一般に「バラの花言葉は愛情」のように植物と単語の組み合わせで示されます。日本では、主に西欧起源のものを核として様々なバリエーションがあり、花をつけるものだけでなく、草や樹木にも花言葉が考えられています。
植物に象徴的な意味を担わせる伝統は世界の多くの文化が持っていますが、現在行われているような花言葉の慣行は、とりわけ19世紀の西欧社会で盛んになったそうです。
その起源については不明な点が多いらしく、フランスの貴族社会では、19世紀初頭には草花を擬人化した詞華集が人気を博し、草花と特定の意味の組み合わせ例を示した手書きの詩作ノートが貴族サークル内で回覧されていたそう。そうしたノートは、草花の性質にことよせて恋人の美しさを賞賛したり、あるいは不実や裏切りを非難するといった恋愛の駆け引きのために参照されたとも言われています。
植物の外形や香り・色・生態といった植物の性質・特徴を言葉で表現しようとする観察重視の姿勢が見られるほか、西欧社会で草花が積み重ねてきた文化史的伝統を、一つの単語に凝縮して形容しようとする文化史重視の姿勢が見られます(例:ギリシアの伝統や言い伝えなど)。
花言葉を利用して草花を楽しむ習慣が日本に輸入されたのは、明治初期とされるますが、当初は輸入された花言葉をそのまま使っていましたが、その後、日本独自の花言葉も盛んに提案されるようになったようです。