マキ。特徴的な樹形と葉の形、一度見たら忘れないマキという植物は造園ではポピュラーな樹木。
以前、マキの実についての豆知識を書きました。
しかし関わりも多いからか改めて調べることもなかったりするもの。
今日はそんなマキについて、少しお話したいと思います。
本州の関東より西、沖縄にかけ、暖かい地方の沿岸部に自生しています。
潮風に強く、日陰にもよく絶える性質で、丈夫で伸びる勢いが強いため、生垣等の刈り込みや仕立物として樹形をかえることが出来ます。
暖かい地方の針葉樹なので寒さには弱いのですが、適切な植栽場所であれば大活躍する植物です。
日本庭園では古くから植栽されてきましたが、マキの生垣は緻密でモダンな印象もあり、近年のモダンガーデンにも馴染みます。
マキは葉が幅広でついつい照葉樹だと思いがちですが、針葉樹に分類されます。
分類ではマツ目になりますが、さてマツとの共通項は?と少し考えてしまいますね。
意外や意外、実がやや松ヤニのような味がするそうです。
食べたことがないので、本当かどうかは…
間違って緑の実を食べないよう、気をつけて下さいね!