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芝生の除草剤

美しい芝生を形成するためには、除草剤をうまく活用することも大事。
ということで、今回は芝生に使う除草剤についてです。

芝生には「選択性除草剤」というものを使います。
普通の除草剤だと何もかも枯らしてしまうので、芝以外に効果があるものを使います。ホームセンターなどでは「芝生用除草剤」などの名前で棚が作られているので分かりやすいと思います。

選択性除草剤には、すでに出ている雑草に効果がある茎葉処理剤というものと、発芽を抑制する土壌処理剤があります。
茎葉処理剤はその名の通り茎や葉に薬剤が当たると吸収されて枯れる仕組みになっています。
土壌処理剤は土壌表面にある芽や根から吸収されて枯れる仕組みです。
またどちらの特徴もそなえた除草剤もあります。

薬剤を使うときは用量用法を守ってというのは当然ですが、特に茎葉処理にも土壌処理にも使えるアージランやシバゲンなどの薬剤は季節によって液剤の濃度を変える必要があると書かれています。
雑草の種の発芽抑制などの効果を期待して土壌処理剤のように使う場合は濃度が濃くなるのですが、それは芝が茶色くなった休眠期のため、薬剤の影響がほとんどなくなるためです。
反対に春から初夏にかけて生えている雑草の茎葉処理を行いたい場合、濃度を薄くするよう書かれています。
薬剤の説明書やラベルをよく読み、分からない場合はお使いのメーカーに問い合わせて聞くと良いでしょう。

折角、薬効を期待して撒いて、枯らしたり樹勢を衰えさせてしまったら台無しです。気をつけてお使い下さい。

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