個人邸などで希望される庭木として人気の柑橘類。しかし寒さに弱い品種が多く、寒波などで意外と枯らしてしまうことも多く何を植えようか頭を悩ませます。
柑橘類を庭に植えると栄えると言われる所以は、一年中日当たりがよく温暖な庭を持っていると健康に過ごせることから言われているのかもしれません。
柚子は柑橘類の中でも寒さに強い部類なので、庭木にオススメすることがあります。庭にあれば本当に重宝する柑橘ですし。
ただ-7度で幼木が-9度で成木が枯れます。霜に当てると落葉し、寒波が来ている時は枯れることもあるので温暖な瀬戸内でも要注意です。
弊社がある神戸でも、六甲山より南側では問題ありませんが、北側では生育が大変難しくなります。
やや不安を感じる場合は、柚子の側に常緑の高木を植えるか、もしくは寒冷紗などで寒風や霜に備えると良いでしょう。もちろん、日当たりの良い場所、しかも西日が当たらない東側などが良いですね。
桃栗3年、柿8年、梅はすいすい13年、柚子は大バカ18年、りんごニコニコ25年と言われる通り、柚子は実生で育てた場合は18年ほど育てなければ実は成りません。
もちろん近年ではカラタチなどを台木にした柚子も出回っていますが、味がぜんぜん違うそうです。
できれば実生の柚子を買ってきて、18年ほど育てて実をつけたいものです。