フジという花をご存知でない人はいないと思いますが、花以外はあまり知られていません。
ですので今回の豆知識は藤のお話です。
フジはマメ科フジ属の蔓性落葉植物です。
直射日光に大変強く、生育も旺盛なので、棚作りにして緑陰を作る目的に植えられます。棚作りにすると花も楽しむことが出来ますね。
花期は4月から5月頃まで、花が終わると10~20センチ程度のインゲン豆のような細長い実をつけます。
この実の部分は、実の部分(種?)は食べられることが可能らしく、分厚い皮をむいて黒い種の部分を取り出して炒めると、枝豆や銀杏のような味がして美味しいらしいです。
ただ実全体にはレクチンという毒性の成分があり、食べすぎるとめまい、嘔吐、胃痛、下痢などの中毒症状になる場合もあるとか。1日5粒程度に抑えておいた方が良いそうです。
江戸時代にはフジの実は貴重な糖質を確保できるため重宝されていたとか。
昔から藤を愛でる文化があるのは知っていましたが、食べていたことには少し驚きますね。