世界古来の樹木の一つで、中生代から新生代に世界中に繁栄したと言われています。日本では山口県や北海道などで化石が出てきますが、氷河期にほぼ樹木が全滅したのですが、唯一残ったのがイチョウだと言われています。
つまり、イチョウは生きた化石と言って過言ではないようですね。
イチョウの特徴的な葉の形。
ちまたではあの葉の切れ込みで雌雄が分かるという話がありますが、実はデマです。
葉の切れ込みや葉の形は育っている環境が影響していることが多く、ほとんど見分けは付きません。
また、イチョウの葉の形がなぜああなるかも、まだ解明されていないようです。
さて、イチョウといえば銀杏ですが、秋になると楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
銀杏は適切な量であれば問題なく食べれますが、生やローストした実は有毒で深刻な副作用を起こすことがあり、死に至る場合もあります。
太平洋戦争前後の食糧難の時に、大量に摂取して亡くなった例があります。
食べすぎないようにしましょう。
ちなみに銀杏を包む外皮が強烈な臭いを発するため、ニホンザルやネズミなどは食べようとしないようです。
なお、外皮や葉にはアレルギー性皮膚炎をおこす物質が含まれており、肌の弱い方などは注意が必要です。直接触らないようにして下さい。