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サザンカとツバキ

サザンカやツバキの季節となりました。
よく言われる、サザンカとツバキの見分け方、皆様御存知でしょうか?
花が咲いているときは簡単ですよね。

サザンカ→花が散る時は花びらがヒラヒラと落ちる
ツバキ→花が散るときはかたまりで、花首から落ちる

また、ツバキよりもサザンカの方が先に咲きます。
童謡の「たき火」に「さざんか さざんか さいたみち」という歌詞が出てきますが、たき火が秋から冬にかけての歌なので覚えやすいのですが、サザンカは10月から12月にかけて咲きます。
ツバキは一般的に12月から4月。
雪が降っている時に咲いているのがツバキというわけです。

花の形も違います。ツバキの方が花びらがやや筒状になり、厚みがあります。
ただこれは見比べて分かる程度なのと、品種にもよるので難しいかも知れません。

花がないときは葉で見分けます。
サザンカはツバキよりもやや小さめの葉で、葉のフチの先の方にギザギザとした鋸歯と呼ばれる凹凸が深く見られます。
ただしツバキも小さな鋸歯があるので、鋸歯の深さで見分けることになります。

葉の裏にも注目です。
サザンカは葉裏に毛が生えています。
ツバキは生えていないので、よく分かります。

ツバキとサザンカの葉を透かしてみると、ツバキの葉脈の中心が見えるのに対して、サザンカは黒く詰まっているように見えるのも特徴です。
これは少しツウな見分け方かもしれません。

よく似ていますが、目を凝らして見てみると意外と違いがあります。
ぜひ見分けてみて下さい。

どちらの植物も、水はけがよく有機物の多い弱酸性の土で生育します。
耐陰性があり丈夫で育てやすいのですが、夏場のチャドクガやカイガラムシには要注意を。
剪定時期も気をつけて下さい。花が終わった晩春に行うのがよく、花芽が作られる6月までには終えて置きましょう。もし適期を逃したら、9月にふくらみ始めた花芽を確認しながら不要な枝を切ると良いです。
冬季の剪定はできるだけしない、また強剪定も花が咲かなくなるのでしないように気をつけて下さい。

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