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馬を酔わせる木のはなし

茶庭や日本庭園、またシェードガーデンでも重宝する「アセビ」。
葉が美しい照葉で細かく、しかも早春に咲く花は鈴のような形で可愛らしく、日陰に強い性質を持っています。昨今は花色の展開が広がり、葉が斑入りなものもあるため洋風の庭にも活用が広がっています。
他にも新芽が赤く染まる特徴があり、常緑低木といっても季節を感じられる植物です。
大気汚染や潮風、乾燥などの環境圧に強いのですが、直射日光や西日には弱い性質です。半日陰~日陰で活躍できる植物として利用をオススメします。

アセビは馬酔木と書きます。
葉や茎に毒があり馬を酔わせると言われていることから、馬酔木と書くようになったようです。
奈良公園に行くとアセビをよく見かけるのですが、これはシカがその他の植物を食べてアセビを食べないからだと言われています。
毒は悪いことだけはなく、葉を煎じると殺虫剤に利用できるとか。
自然農薬として使えないか開発が進められているそうです。

なお、アセビの花で作られた蜂蜜にも毒素があり中毒を起こした例があるので、アセビが多い地域での養蜂はご注意下さい。