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オオデマリとコデマリ

アジサイのように花が集合して大きなボール状になって咲いている花、オオデマリとコデマリ。
よく似ているし、名前も似通っているし、仲間なのかな?と思っている人も多いのではないでしょうか?

でもよく見ると花が違いませんか?

オオデマリにはアジサイのように雄しべや雌しべが見当たらない!?
そうです、オオデマリには雄しべや雌しべがありません。
雄しべや雌しべがない、もしくは機能を失っている花を中性化、もしくは無性花と呼びます。
オオデマリは種が出来ないので栄養繁殖、主に挿し木で増やします。
レンプクソウ科ガマズミ属に属しています。

対してコデマリは、バラ科のシモツケ属。
なるほど、ユキヤナギやシモツケに花の付き方や咲き方などが似ていませんか。
コデマリには黄色い雄しべと雌しべが見られます。

もちろんオオデマリとコデマリは花の違いだけではなく、樹形や葉など、様々に違います。
この時期、各地で見かける美しい花、オオデマリとコデマリ。
是非よ~くご覧ください。


蛇足ですが、どちらの名前にもある、テマリ(手毬)。
最近は本物を身近に目にすることありません。
手毬は日本から古くあるおもちゃで、綿などで中央に弾性の高い球体を作り、それを美しい糸で幾何学模様に巻いたものです。
ソフトボールよりやや大きく、ハンドボールよりは少し小さいことが多いようです。
美しいボール状の花を美しい手毬に例えたことから、手毬咲きなどと言うようになったのでしょう。
今も房咲き、ボール咲きを手毬咲きと言います。