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アジサイの毒

そろそろ梅雨の季節。
花屋ではアジサイが店頭に並ぶようになりました。
アジサイって本当に美しいですよね!大好きです。
しかも育てやすい、最高の植物だと思います。
今の流行りで「ハイドランジア」というようですね。
ただの学名呼びやん???って思うのは私だけでしょうか。
なにも新しい感じがしなくて流行りにのっかれないのが残念…

そのアジサイ(ハイドランジア)、少し気をつけて扱う必要があります。
なぜなら。

 


アジサイには毒があるから。

 


同業者ではよく知られた話ですが、一般の方は意外と知らないよう?
たまにお料理に添えられているのをSNSで見かけたりして、ゾッとすることがあります。

アジサイには青酸カリに近い生産性配糖体が含まれています。
アジサイの葉や花に含まれるこの物質は、胃の中で分解されシアン化水素が発生します。シアン化水素は水に溶けて青酸となり、電離したものがシアン化物イオンになって鉄を含むタンパク質と強く結合し、毒性を放ちます(イオン自体も猛毒です)。
またあそれ以外の毒性の物質が含まれていると言われており、アジサイの中毒物質は未だ全て解明されておらず、取り扱いには注意が必要なのです。

ですので、美しいアジサイは例え素晴らしくても、食べられるものに添えることは厳禁なのです。
間違って誤飲してしまわないよう、映えを狙って危ないことをしないようにして下さいね。

蛇足ですが、アジサイの中には漢方薬に使われていたアジサイもあります。
こちらは近年研究が進み、マラリア治療薬に開発されるなど新たな研究が実を結んでいるようです。