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フジバカマとアサギマダラ

今日の豆知識はフジバカマという植物についてです。

 

キク科で、秋の七草の一つで、川沿いの湿った草原や林で見ることがあったり、花壇の背景に植えていて知っている人もいるかもしれません。

 

す。

 

原産地は中国、奈良時代に唐から渡来したとこれまで言われています。激減して絶滅危惧種に指定されたのですが、近年国内で自生種が見つかり、増殖に成功して各地で植栽が進んでいると聞きます。

 

ちなみに園芸で取り扱うのは、サワフジバカマという雑種です。

 

 

 

葉や茎は乾燥させると香りがあり、中国では蘭草、つまり蘭のように香る草として珍重されています。

日本でも蒸し風呂に入れたり草枕にしたりと香りが好まれ、また多くの和歌や短歌に昔から詠まれています。

 

まぁ5文字なので入れやすいっていうのもあるかもしれません。

 

 

 

この香り、人間だけではなく、蝶の仲間「アサギマダラ」もトリコにしています。

 

アサギマダラの名前の由来、浅葱は、新選組の衣装の色でご存知かもしれません。美しい青色をまとった蝶です。

 

アサギマダラは長距離を移動する蝶で、1980年頃からマーキング調査が行われてきました。蝶の羽に黒マジックで個体識別番号などを書き入れて離します。

 

日本の本州から台湾まで、秋に移動します。

1日に200km以上の速さで移動した個体もあることが分かっていて、最長記録は日本から2500km離れた香港で見つかった例もあるとか。

 

このアサギマダラはメスを呼び込むためのフェロモンを作るため、フジバカマの蜜を吸うようことが分かっています。

 

 

 

もちろん、その他の美しい蝶が次々とフジバカマには飛来します。この写真は近所でツマグロヒョウモンが飛来した時の写真です。

 

香りの良いフジバカマと、美しい蝶、その両方の雅な組み合わせ、素敵なのでぜひ花と蝶を探してみて下さい。

フジバカマの葉を乾燥させて香りを楽しむのもいいですね!

 

また、蝶にマーキングがされている場合はそっと観察して欲しいです。