松ぼっくりは皆さん知っていらっしゃるかと思いますが、それぞれ品種によって形が異なるということは、意外と知らない方も多いかもしれません。
中でもヒマラヤスギの松ぼっくり(写真)は、まるでバラの花のよう!
「シダーローズ」と呼ばれています。
弊社社員は「バラぼっくり」と言ってる人もいます(笑)
ヒマラヤスギの松ぼっくり(球果といいます)の大きさは、約10センチ。
かなり重く、しかもカサを閉じている時はちょっと奇妙なラグビーボールのような形です。
しばらくしてくると乾燥して、カサが開いていきます。
カサの合間は松ヤニがついてベタベタするので、出来るだけ素手では触らないほうがいいですよ!
カサが開いてくると、松ぼっくりの種子の入った鱗片が軸から離れてパラパラと落ちます。
その時、先端のバラのような状態の部分がポロッと下へ落ちます。
これが、シダーローズと呼ばれる、ヒマラヤスギの球果の先端です。
このシダーローズ、可愛らしいのでリースやツリーのオーナメントとして人気。
お店で売っているのを見かけることもあります。
もし家にヒマラヤスギがあったりして、シダーローズを手に入れることが出来るのなら、是非飾り付けにチャレンジして下さい。
ただし、拾った後は必ず熱湯につけたり冷凍庫にいれたりして、松ぼっくりの中にいる虫を殺しましょう。
そのままにしていると阿鼻叫喚になりますよ。気をつけて!