縁起の良いとされる樹木について
誰が言い出したのか分からないが、縁起の良い樹木というものがあります。
意味があったり無かったり、ご利益があったりなかったり。
色々ですが、なんとなく縁起が良いと言われると庭のあの子も愛しくなる?ということで今回は3つご紹介します。
アオキ
本州より南に自生するミズキ科の常緑低木です。中国や東アジアに分布します。
アオキは暑さ、寒さ、日陰に強く、どこでも生育する優秀な良い子。
艷やかな青い葉が一年中楽しめることから、生命力の象徴として縁起が良いとされています。
冬になる赤い実もおめでたい感じがしますね。
なお、葉は薬用になり、火傷などに効果があるそうです。
アスナロ
名前から察せられるところもあると思いますが、アスナロは「明日はヒノキになろう」という言葉から、進学などの目標達成を祈願して植樹されることが多い樹だそうです。
花言葉も不滅、不死、不変の友情など、力強い言葉です。
アスナロは幼木の成長は遅いのですが、成木になるに従って力強く育つため、人になぞらえて、子供の時は成長が遅くても着実に大きくなるようにという願いも籠もっていると言われています。
30m近くに成長することもあって、公園などの広い場所に向いています。
イチイ(写真の植物)
学業でも商売でも「1位」になることを祈念して植えられるため、縁起が良いと言われてきました。
そもそも、飛騨位山のイチイで作ったシャクの出来が良かったため、仁徳天皇が正一位の最高位を授けたことによるとされています。
現在でも表札や根付などにイチイが用いられ、学業成就、商売繁盛を謳っています。
イチイは常緑針葉樹で日本北部の深い山に自生しています。
成長は遅くて自然樹形でも樹形が整うためシンボルツリーにも出来ます。
樹齢が長いことからも縁起が良いとされることもあります。
イチイの実の種にはタキシンという毒があるので、甘い赤い実を食べる時は注意をして下さい。
以上、3つの縁起の良い樹木でした。
他にもまだまだあるので、調べてみると面白いですよ~