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スギナとツクシ

この時期になると厄介な雑草、それはスギナ。
不思議な姿をしている草です。
地上部が杉を連想させることからスギナと呼ばれるこの草。トクサ科だと言われると「あ~!」って納得する造園人も多いかもしれません。
性質や姿がよく見るとトクサにそっくり。
それからスギナ、門はシダ植物門なので、胞子なのです。
そう、胞子の茎が伸びた状態、それがツクシです。

ツクシは各地で佃煮などにされて食べますね。
苦味があり、独特の香りがします。
春の山菜はアクの強い苦味があるものが多く(菜の花も苦味がありますね!)こうしたものを食べられるようになると「大人になった」なんて言う人もいます。
食べる際は茎についたハカマと呼ばれる部分を取るほうが歯ざわりが良くなります。
先の胞子はできれば落ちる前の方が苦味が増して美味しく感じられます。

スギナ自体もお茶にしたり、生薬として利用されてきました。
アジアでもヨーロッパでも記録があるので、広く使われていたことが分かっています。

スギナは多年草の草本で、地下茎を伸ばして繁茂します。
ほとんど環境を選ばず、竹やトクサのように非常に強健で、どこからも生えてきます。
地下茎のため、完全に取りきれば駆逐できますが、もちろんそんなことは非常に困難です。
茎は切っても切ってもそこから生えますし、茎には塊茎を作っていて栄養をためており、地上部を刈っても根は生きていて再発することもしばしば。
なかなか駆除出来ないのがスギナの厄介なところです。
そのため、スギナを無くすには、黒マルチもしくは農薬しか手段がないのが現状です。
もし何か良い方法があれば是非お教え下さい!!!

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