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光合成の不思議

光合成とは光合成色素(クロロフィルなど)が光を吸収し、その光エネルギーを化学エネルギーに変換する生化学反応のことを言います。光エネルギーを使って水と空気中の二酸化炭素からデンプンなどの炭水化物を合成し、それを植物は栄養としています。
光合成を行っているのは葉緑体です。

名前の通り緑色をしているので、光合成といえば葉だな!と分かると思います。
しかし実は光合成は葉だけじゃないのです。

クスノキの新枝は緑色をしているのを見たことがありませんか?

また、樹皮が薄い桜などは樹皮を剥ぐとその下に緑色の層が出てきます。

実は緑色の枝や、薄い樹皮を持つ樹木は、枝や幹でも光合成を行うことができます。
もちろん、草本の枝や幹も勿論光合成を行っています。だから緑色なのです。
また、ユーカリなど樹皮を落とす樹木がありますが、厚くなった樹皮部分を落として、幹でも光合成を行えるようにしているんです。
光合成=葉だと思っていると、植物のしたたかな戦略を見逃してしまいますね。

ちなみに樹皮の分厚い松などは、残念ながら枝や幹では光合成を行えないそうです。