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木のウロ

猿酒という言葉を聞いたことが有るでしょうか?

猿酒とは、山で猿が果実などを食べ残し、岩のくぼみや樹木のウロにとどまったものが、自然に酵母と結びつきアルコール発酵した「野生酒」のことで、酒のルーツのようなものです。

偶発的に出来上がった猿酒ですが、野生の猿が満月の日によく熟れた野イチゴや野ブドウを木のウロに詰め込み、もう一度満月が昇る頃にそれをすすっていたという逸話が残っているそうです。山仕事を生業とする人たちがたまたまそれを発見し、盗み飲みをしていたとも言われています。

この他にも泡盛のルーツとなる「すずめ酒」というものがあるらしく、雀が岩のくぼみに隠した粟の穂に雨水が溜まって発酵したものである、と言われているそうです。