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秋に多いうどんこ病

うどんこ病とは、植物にカビの菌が住みついて葉っぱが白くなる病気のことです。
英語では「Powdery mildew」と呼ばれ、「カビ」のことを意味します。
うどんこ病といっても1種類のカビではなく、多様な種類があり、植物に寄って違う種類のうどんこ病にかかります。しかし症状は似ています。
5~6月、9~11月頃に発生しやすく、ほとんどの植物に発症する可能性があります。

うどんこ病の原因は、土や落ち葉の中に潜んでいる糸状菌といわれるカビです。
風に飛ばされてほかの植物に付着し、増殖します。
気温が高く、乾燥した環境を好み、生きた植物の葉の養分を吸いとります。
また、つぼみにつくと、開花が阻害されます。

5〜11月の間発生し、特に初夏〜晩秋にかけてが繁殖しやすい時期です。
この頃に多くの植物が生育期を迎えるので、予防策をきちんとたてておきたいですね。
予防策は3点あります。
窒素肥料は少なめにすること。
株や葉の間を開け、風通しをすること。
根が健康に育つよう、排水性を良くすることです。

かかった場合、植物の種類や時期によっては、自然治癒することもあります。
夏は植物の樹勢が強く、カビの進行より成長が早い場合は殆ど治ってしまいます。
なので意外と?夏のうどんこ病は怖いことが少なめです。
だからといってこの時期に病気を放置しないようにしましょう。
何故なら、うどんこ病の初期は殺菌剤が効くのですが、しばらくすると効かなくなるからです。

薬剤が効かないとなると、病変した部位(葉など)を摘み取ったり切り取る作業が必要です。
うどんこ病にかかってから時間がたつと自然治癒はかなり難しくなってしまいます。
生垣などで発生した場合は刈込をして、病気の部分を取り除くという方法が有効です。
風通しも良くなりかかりにくくなります。

なかなかやっかいな病気なので、軽く見ないようにして下さい。

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