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サクランボって何の木?

先週の豆知識が桜だったので、関連して今回は「サクランボ」についてお話したいと思います。
サクランボというのは通称名や、実について言う時の名前で、樹木としては「セイヨウミザクラ」というものです。
日本名では桃桜と書いて「おうとう」と呼ばれます。
桃の黄桃と同じ読みなので紛らわしいですね。
サクラと近縁種ですが、同じではありません。

サクラの実はサクランボのように生りますが、実は小さく渋く食べられるものの美味しいものではありません。
鳥やイノシシはそれでも食べますが、人はあまり食べませんね。
サクランボ、つまりセイヨウミザクラの実は甘く美味しいものです。
花にも違いがあり、サクラは一般的に2~4月頃に咲きます(地域や品種にもよりますが)。セイヨウミザクラは4月下旬から5月頃に咲きます。
サクランボの名産地、山梨のセイヨウミザクラはゴールデンウィークに咲くのを見かけませんか?咲く時期がやや春遅くになります。
花の色は殆どが白色。本当に綺麗な純白です!
勿論サクラにも沢山の白色の品種がありますが…

さて、サクランボ(セイヨウミザクラ)の原産はどこでしょうか?
トルコのギレスンという場所だそうです。
そこからローマへ、はたまたシルクロードを通ってアジア各地へと広がっていったそうです・
日本に入ってきたのは明治頃、北海道だと言われています。
桃が縄文時代、梅が弥生時代に入ってきたと言われているので、随分最近なんだなと調べていて思いました。

トルコを旅すると、野生のサクランボ(セイヨウミザクラ)をあちこちで見るそうです。しかもとても美味しい!
今もトルコはサクランボ栽培が盛んで、生産量は世界トップです。
しかし近年は古来から有るサクランボではなく、アメリカンチェリー(アメリカで開発された品種、総称でも使われる)の栽培が一番多いとか。
アメリカンチェリーは実が大きく、果肉が硬いため、世界各地に輸送が出来、好まれているからだそう。
少し残念ですね。

サクランボの栽培は実をならすために多品種を植える必要があることや、鳥に食べられないようにネットをかけること、虫が付きやすいので薬剤散布をすることなどを除けば、生育はとても簡単です。
桜と同じく木は大きくなるので、収穫が難しくならないように剪定はかかせませんが、基本的に樹勢が強いので育てやすいのです。
完熟したサクランボは本当に美味しいですよ!
一度育ててみては如何でしょうか。