ツツジ類は日本人にとって身近な植物だと思います。それもそのはず、日本には45種類ものツツジが自生していて、しかも園芸品種としても4000種以上生み出されてきました。
性質の強いクルメツツジやヒラドツツジも交配され作られた品種です。
春咲き、桜の咲く時期になると山の端にピンクがかった美しい紫の花を見ることがあります。
ツツジ類の中でも早咲きのミツバツツジです。
山野で出会うと目を奪われます。
ミツバツツジは落葉で、枝先に3枚の葉を付けることから名前がついたようです。
挿し木や接ぎ木で増やすことが難しいので園芸品種はめったにありません。
自生地は関東から中部と言われていますが、弊社がある神戸では六甲山や摩耶山に沢山のミツバツツジを見ることが出来ます。
桜と競うように山を彩っているのを、街なかから見ることも出来ます(山が見えれば!)。
条件があえば庭で育てることも出来るので、茶庭や雑木林風のお庭などに似合います。
ちなみにミツバツツジにも種類があり、サイゴクミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、キヨスミミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、トサノミツバツツジなど30種類もあるとか。
ご当地のお庭に良さそうですね。