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化成肥料は良いの?悪いの?

肥料とは植物に栄養を与えるため、土や植物自身に施されるものです。
肥料は有機肥料と化成肥料に分けられます。
化成肥料は鉱物などの無機物を原料として科学的に製造されたものです。主に窒素、リン酸、カリウムなどが含まれます。
特徴としては即効性があること、そして持続性がないことです。

有機肥料は油かすや鶏糞など、植物性・動物性のものを原料とした肥料のことです。
肥料と言ってもそのまま効くのではなく、土にあたえることで土壌にいる微生物が分解して植物が吸収可能になります。
そのため緩効性で効きがゆるやか、しかし持続性があります。
また肥料としてだけではなく、土壌改良材としての役割も担います。

化成肥料も有機肥料も長所と短所があります。
それは特に土の状態によって作用が異なること。
土の状態が良ければ、どちらの肥料も効きにはそんなに差が無いように感じると思います。
豊かな土壌の場合、すぐに咲かせたい花があるのか、じっくり育てたい果樹なのか、植物によって肥料を使い分けるといいでしょう。

しかし土の状態が悪い場合は、化成肥料は諸刃の剣です。
即効性があるので、その時だけは植物は良くなるのですが・・・しかし土壌改良効果は無いので、土は徐々に痩せていってしまいます。
植物にとって肥料だけではなく、微生物が作り出す豊かな土も大切な家。
有機質が少ない土(真砂土など)では、化成肥料を与えることで固結が進んでしまうことも。固くなってかたまってしまい、肥料分も蓄積できず土はどんどん悪くなってしまいます。
土壌の状態が悪い場所では、肥料だけではなく有機物による土壌改良を一緒に行うことがとても大事です。

ということで、化成肥料が良い悪いのではないことがおわかりでしょうか。
土の状態をよく見て、必要であれば土壌改良材などの併用をしながら適切に施す、というのが最適です。