外で作業をしていると、この時期はアジサイの剪定時期を良く聞かれます。
聞かれるということはもしかして皆さん困っている?と思い、今回の豆知識はアジサイの剪定時期についてです。
庭園の維持管理をしていると必ず植えられていると言っても良い、アジサイ。
なので業者としては当たり前に剪定時期を知っていますが、品種も沢山あるし、咲き方も独特で迷われるのも多いのかも?
アジサイは品種によって剪定時期が変わります。
といっても大体は同じなので、花後にすぐに剪定すれば間違いは有りません。
でも、ついついドライフラワーを楽しんじゃって剪定時期をのがしてしまう、ということもあるかもしれません。
アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、西洋アジサイは出来るだけ7月中に剪定をして下さい。遅くても8月上旬までに手を入れましょう。
何故かというと、アジサイの花は2年目の枝の先端に花芽をつけるからです。
切る場所も気をつけて下さい。
今年花が咲いた枝の3節目でカットします。
来年の蕾は今年咲いた花の直下にはつかない性質があり、しかも4~5節下は花がつくかどうかは分からないのです。
アジサイが大きくなりすぎて縮めたい場合は、強剪定してもOK。
ただし来年の花は少なることを覚悟して剪定しましょう。
アジサイはとても樹勢が強いので、強く切っても枯れはしません。
2つほど注意点があります。
1つはタマアジサイなど、真夏に作品は咲く前に切らないように気をつけて下さい。
もう1つ、アジサイの中で「アナベル」という品種がありますね?
花色が緑から白になり、花首が細く優雅な印象のあるアジサイです。
こちらのアジサイはいつ切ってもOK!2月頃まで剪定が出来ます。
綺麗な樹形を作るために11月に根元近くまで切り戻してしまうことも。
新しい枝に花を咲かす性質があるので、剪定が簡単なのです。
もし剪定に自信がない場合は、アナベルを育てるのも1つの手ですよ。
お試しあれ!