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注意!!秋もチャドクガの季節!

チャドクガという虫をご存知でしょうか。チャノキやツバキ、サザンカなどの常緑の樹木、たまに落葉の樹木にもつく蛾の一種です。
幼虫(毛虫)が集団で葉の裏などにビッシリついているのを見ることがあります。体表には細かな毒針をもつ毛を生やしており、幼虫は体を揺らすことによって、毒針毛(どくしんもう)とよばれる毛を天敵に飛ばして攻撃します。

この毒針毛にはいくつかの毒が含まれており、アレルギーなどの湿疹を引き起こします。いわゆるかぶれのような状態になります。非常に強い痛痒さがあります。
1度目はそれだけで済んでも、2度目からは抗体ができて強いアレルギー反応を引き起こすことがあります。痛痒さで眠れなくなるような症状の他にも、発熱やめまい、嘔吐、痙攣に発展することもあります。
また金属アレルギーなどの皮膚炎を併発することがあり、早期に皮膚科の診療を受けることが大事です。

そのため、まずは出来るだけチャドクガを発生させないことが重要となります。
チャドクガは春と秋に年2回発生します。つまり今の時期も発生時期です。
有効な方法は、ツバキやサザンカなどのチャドクガが好む樹木の剪定をすることです。
剪定することで風通しをよくし、虫をよせつけないこと、そして産み付けられた卵がある葉などを剪定することで排除したり減らすことが出来ます。
また孵化してしまった場合にも、剪定し葉が少なければ早期に見つけやすくなる利点があります。

オルトランのような浸透移行性のある薬剤も有効です。
粒剤を土壌に撒いておいたり、水溶性の液を樹木足元に散布することで、孵化してしまった幼虫が葉を食べることで殺虫効果があります。
この方法は根から吸収され葉に到達するまで時間差があるため、発生時期の1~2週間前に施して下さい。

こうした予防策をしていてもチャドクガの幼虫が発生し殺虫できなかった場合は、できるだけ幼虫が小さい時期に発生した枝にポリエチレン袋を被せ、枝ごと切り取ります。袋は2重にしてしっかり口を閉じて処分して下さい。
時期は4月や8月が狙い目で、できるだけ肌を露出しない服装(帽子や長沢で長ズボン、ゴム手袋などをする)で作業をして下さい。
また毒針を飛ばすことがあるため、風下にならないようにすることも肝心です。

もし毒針毛に触れてしまった場合は、セロテープなどの粘着性のテープでそっと引っ付けて付いた毛を取り除き、幹部をこすらないようにして流水で洗い流します。
痒みや赤みだけであればアレルギー用の抗ヒスタミン成分の入った塗り薬などが効果があります。

しかしできるかぎり皮膚科を受診することをオススメします。

特に広い範囲だったり、痒みが強い場合、目に被害を受けた場合は必ず医者へ行って下さい。

50度以上の熱湯に付けると毒の成分が無くなるので、着ていた服はバケツなどに入れて50度以上の熱湯に漬け入れると良いです。

間違ってもそのまま他の洗濯物と一緒に洗うことが無いように気をつけて下さい。

毛虫用の殺虫剤などで殺しても、毒針毛は無効にはなりません。
処分する時は十分にご注意下さい。