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桜の花びら

あっという間に関西ではソメイヨシノの花が散りました。これからは八重桜の季節です。少し季節がズレましたが今回の豆知識は花びらについてです。
椿などと違い、桜の花びらはバラけて散っていきます。なのに花がまとまって落ちているのを良く見かけないでしょうか。あれは雀の仕業だと言われています。
雀のクチバシは他の鳥より短く、桜の蜜を吸う時にクチバシがとどかないのです。そのため、桜の花ごともぎ取って蜜を吸い、花を捨てるので花ごと落ちる原因になります。

桜の花びらは非常に薄いのが特徴です。開花したばかりには花の中心が緑がかった白色です。
散り際になると、花の中心がややピンク色に染まってきて、やがて散ります。
蕾から開花にかけて、花びらにあるアントシアニンが開花することで減少するため、咲き始めは白っぽく見えると言われています。開花後はゆっくりとアントシアニンが増えていくので、またピンク色になるそうです。
こうした特徴を踏まえて品種改良された桜もあり、咲き始めと咲き終わりに全然違う印象になる品種も作られています。気温が低いとアントシアニンが残りやすいので、高地や北の方ではやや濃い印象です。

まだまだ桜の見頃は続きます。花の色の変化や散り方など、ぜひ注目して下さいね。

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