トピアリーは16世紀頃から作られ始めたと言われる、植物で形をつくる文化です。
型を植物にはめて刈り込んだり蔦をからませたり作るのが最も早く、他にもツゲやコニファーなどをハサミで刈り込んで作る方法があります。
主に使われる植物は限られますが、これは常緑で、葉が密につき、刈り込みに耐えられるものという条件があるからです。ツゲやイチイ、ゲッケイジュ、オリーブなどが使われることが多く、他にもヤナギやウエストリンギアなどもあります。
またフレームに沿わせる蔦などでは、ヘデラやハニーサックル、つるバラなどでも作られます。
簡単な円錐形からスタンダード、ハート型、動物や人など、作られる形は様々。
大きさも数センチのものから数メートルのものがあり、花壇のアクセントとして重宝します。
綺麗に整えられた様は、どんな形であっても、ややフォーマルな印象を与えるため、緑地が格調高く見える作用があるように思います。
流行り廃りはありますが、今もなお美しい姿をもたらすアイテムとして愛されています。