マルーラという植物をご存知でしょうか？
アフリカ原産の果樹で、ウルシ科、雌雄異株の植物です。果実はちょっと面白くて自然発酵しアルコールを作り出します。樹上でもアルコールを含むため、野生動物は食べると酔ったようになります（アルコールなので当然ですが）。ちなみに野生動物はアルコールのために食べるのではなく、非常に栄養価が高いので食べるそうです。
日本には残念ながらマルーラの果実は輸入規制対象となっているため、生の果実は入ってきません。これは実がアルコールを含むからではなく、寄生虫の問題があるからだそう。
しかしマルーラの果肉はオレンジの約8倍のビタミンCを含み、しかもアルコールを含むっていうことを知って弊社の社員、面白そう！どうしても食べてみたい（笑）と種子を手に入れました！
マルーラ、耐暑温度が40度、耐寒温度も0度、乾燥に強いという性質のため、日本で育てられるのです。
種を25度以上になる温室で播種し育ててみたところ、水やりはあまり必要なく、成長は思ったより早かったそうです。
雌雄異株なのでどちらも用意する必要があるのですが、花が咲くまで雌雄が分からなかったようです。
見分け方は花の付き方で、雄木の花は枝に直接咲いている感じ。雌木は葉の付け根に花が咲きます。
受粉は昆虫による自然交配。問題なく実をつけ収穫ができました。
実を食べてみた感想を聞くと、予想よりもアルコールはとっっっってもキツめ！！！
果実の味はビワのような、梅のような？？？
アルコールは凄い感じるけど美味しいということでした。
生育を待ってられない！という方はリキュールが売っているので、そちらがオススメです。
面白い果樹、マルーラ。育ててみませんか？
写真はwikiより