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イチョウと銀杏について

秋になると鮮やかな黄色い葉やくさ~い身で気がつくイチョウの木。
葉の形が広いから広葉樹だと思いそうですが、広葉樹ではありません。針葉樹に分類されます。
そもそも広葉樹と針葉樹は葉の形で決まっているのではないのです。名前が広葉・針葉と言うのでややこしいのですが、広葉樹は裸子植物、針葉樹は被子植物という分類を指しています。
理科の時間をふと思い出されたのではないでしょうか。
そうです、種の形状から分類されています。

種子植物には被子植物と裸子植物がありますが、種となる部分(胚珠)が子房に包まれているものを被子植物、種となる部分(胚珠)が子房に包まれていないものを裸子植物と呼びます。
イチョウは胚珠が子房に包まれていないため、裸子植物、つまり針葉樹となります。
イチョウの実であるギンナンは分厚い果肉に包まれているので、裸子植物のように感じることがあるかもしれません。実はあの果肉部分は中種皮と呼ばれる種なのです。まぎらわしいですよね!

イチョウは中国語で鴨脚(葉の形をアヒルの足にみたてた)「ヤーチャオ」と呼ぶのが訛ってイチョウと呼ばれるようになりました。イチョウを漢字で書くと銀杏、実のギンナンも銀杏と書きます。ややこしいことに、イチョウという音が作られる前に表記の銀杏が日本に伝わっており、イチョウとギンナンの2つの意味が銀杏に込められるようになったとか。

ギンナンの実は様々な栄養価が高く、薬としても食料としても大変重宝されてきました。また独特の風味がお酒のつまみや秋を感じる季節の食べ物として、親しまれています。
街路樹でイチョウが植えられているところでは、早朝にギンナン拾いをしている地域もあると聞きます。街路樹の有効利用がされていて、しかも掃除もできる一石二鳥なのですが、果肉部分は皮膚にあたるとアレルギーを起こす場合があるので、直接さわらずにトングや手袋を使ってくださいね。
採取し、洗って電子レンジで加熱したり、フライパンで炒る、茹でたり、茶碗蒸しや炊き込みご飯にすると美味しいですね。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。ギンナンにはメチルポリドキシンという物質が入っていて、大量に食べると吐き気などを起こすことがわかっています。
何事もほどほどに、お願いします。

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