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毛虫の被害を抑えるために冬出来ること

暖かくなってくると、そろそろ覚悟しておかなくては…と考え始めるのが毛虫です。中には毒針毛(どくしんもう)を持っていて、それによってアレルギーを引き起こすものもあり、やっかいです。

その中でも特にイラガは強烈な痛みが特徴です。しかも毛のような棘は肉眼では見つけることが出来ません(皮膚が赤くなるので刺されたことはわかります)。
イラガの発生は7~10月、特にカシ類の樹木に多く見られます。それだけではなく、モクセイ科の植物や時にはカエデ科にもいることがあるため、注意して下さい。
発生すると毛虫に有効な薬剤での殺虫が良いのですが、冬の間に葉の裏などで繭を見つけたら、葉ごと採って捨てるのが一番容易です。
卵のままであればアレルギーは出ませんが、死骸でも毒針は消えないので、掃除の時などは気をつけて下さい。

またチャドクガもやっかな毛虫としてよく知られています。
発生時期はイラガと同じですが、発生する樹木はサザンカやツバキなど、ツバキ科の植物に多く見られます。
イラガと同様に卵の時期に見つけるのが一番効果的で容易な方法です。出来れば冬の間に見回っておくといいでしょう。
孵化した後は、毛を風で飛ばすこともあって近づくだけでも大変危険です。毒針が刺さった場合は数週間、痛みやかゆみ、熱などを出すことがあり、薬が効きづらい点もまた辛いです。殺虫剤散布したときの死骸の取り扱いにも、イラガ同様に最新の注意が必要です。

寒い間に、常緑樹の葉の裏を探し、卵などはとっておくのをオススメします。

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