サボテンは育てるのが簡単だから…と買って育ててみたら、枯れてしまったという話をよく聞きます。また育てているけど全然花が咲かないということもあったりします。
弊社で30年くらい育てている方からコツを聞いたので、今回の豆知識はサボテンの置き場所です。
サボテンとは、サボテン科に属する植物で、北アメリカや中央アメリカに2000種以上あると言われています。ほとんどが多肉植物なので多肉植物の別名のようにサボテンということがありますが、多肉植物イコールサボテンではありませんので、ご注意を。
サボテンの姿形は様々ありますが、一般的には茎が球や円柱状で、葉は針になっていたり退化してありません。
多くの種類が乾燥地帯に自生しているのですが、水が一切いらないというわけではありません。ほったらかしにして枯らすことはよくあるので、メリハリのある水やりが必要です。
とはいっても、水をやりすぎてしまったり、降雨があたって腐らしてしまうことも。
そんなサボテンが一番育てやすい場所、それは南向きの軒下です!雨が風で降り込むことはあってもあたらない場所であれば、雨での根腐れ等を防止できますし、水管理が徹底出来ます。大体、週に1回、夏場であれば2回やれば育てることが出来ます。
軒下で育てると太陽に向けてサボテンが育つ習性から、写真のように太陽側に伸びようとします。なので2ヶ月に1回くらいは鉢の向きを変えてあげると良いでしょう。そうすればだいたい1ヶ月で修正できます。
株の状態が良くなると、サボテンは蕾をつけ始めます。花は夜中に咲くことが多く、1~2日くらいで萎れてしまいます。しかしとても印象的で美しい花が多いので、ぜひ花を咲かせられるようサボテンの置き場所を工夫してみて下さい。