切り株や伐採した幹を放置したり、使おうと置いておく時は注意が必要です。というのは、こうした枯れ木を住処とする様々な生き物達がいるから。
特に注意が必要なのがシロアリです。
シロアリは幹などに含まれているセルロースという食物繊維を栄養に生活していて、野山では枯れ木などを自然に還す役割があります。
しかし人が生活している場所でも発生し、時には切り株や伐採した幹に飽き足らず、周辺にある木造の建物や周辺に置いてある段ボールなどにも広がります。
しかも一度住居に侵入すると駆除することはかなり難しく、専門業者に依頼して駆逐して貰う必要があり、金額も時間もかなりかかります。
そのため、切り株や伐採した幹を使いたいから置いておきたいと思った場合は、シロアリを防止する薬剤を塗布したり(防腐剤など)、棚など保管に適した場所を使うなどしてシロアリを防ぐ必要があります。また薬剤は何年ももつわけではないため、塗布を何度も繰り返したり、常にシロアリがいないか状況を確認する必要があります。
切り株や伐採した幹などに限らず、防腐処理をしているウッドデッキや枕木などの天然木を使った製品もシロアリ被害にあうことがあります。
またシロアリだけではなく、ムカデやゲジゲジなど、その他の虫を呼ぶこともあるため、枯れ木を保存しておきたいときは、十分に注意して下さい。