真夏の水やりが大変で、最近は自動散水システムの設置工事が増えています。しかし人員が確保できて水やりが出来るから要らないと考えられる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、簡単ではありますが例を使って比較してみたいと思います。
想定:集合住宅の緑地50㎡
水やりのタイミング:毎日30分
水道代:300円/m3
手まき水やりでは、ホースリール5000円、人件費31200円/月、水道代2880円/月で、初月の合計金額が39080円とします。
対して、自動散水システムの場合、ドリップチューブ300000円/100m、人件費0円、水道代1440/円で、初月の合計金額が301440円になります。
初月は10倍くらいの価格差がありますが、半年後になると、手まき水やりは209480円、自動散水システムは308640円です。
10ヶ月後には手まき345800円、自動散水システム315840円となり、合計金額が逆転。その後もどんどん差がひらいてきます。
自動散水システムは初期投資が必要ですし、7~10年後には一度ホースの取替などがあって高く感じますが、合計するととてもコスパがいいんです。
しかも作業員さんを熱中症リスクにさらさず、水やりの日時を工夫すれば植物が欲しい時間に水をやれる、というスグレモノなのです。
自動散水システムを考えるきっかけになれば嬉しいです。
なお、自動散水システムは水量計算などが出来る専門業者での施工をオススメしています。