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シャクヤクとボタンの見分け方

各地でシャクヤクの花の見頃となっています。大きくて豪華な雰囲気のあるシャクヤクの花、うっとりしますね。
たま~にシャクヤクとボタンの花の違いについて聞かれるので、簡単な見分け方法をお教えします。

まず、シャクヤクについて。
草本です。いわゆる宿根草です。
葉にツヤがあり、切れ込みはありません。
つぼみは丸い形をしています。
花には香りがあります。品種によってはかなり強め!
開花の時期は5~6月。初夏です。
散り方は花ごとボトリと落ちます。
冬は地上部が枯れてしまいます。

対して、ボタンについては。
木本です。落葉低木です。
葉はツヤがなく、切れ込みがあります。
つぼみは先端がとがっています。
花に香りはありません。
開花時期は4~5月で春です。
散り方は花びらが1枚ずつ散っていきます。
冬は落葉した枝だけの状態で残ります。

背丈が近いのと、花の見た目がとても似ているので混乱してしまいますが、とくに葉や花の時期で見分けやすいのでオススメです。
幹の形でも見分けられるのですが、見慣れないと難しいかも?

あとひとつ、要注意なのがボタンからシャクヤクの芽が出ることがあります。これはボタンを栄養繁殖させる時に、シャクヤクを台木として使うためです。シャクヤクの方が成長が早いので、時として台木からシャクヤクの芽が出て一緒に育つことも!
お得~!って思わないでくださいね。しばらくするとシャクヤクにボタンが負けてしまうこともあるので、接ぎ木されている場合は、どんな時も台木の芽は取り除きましょう。

 

ちなみに写真はどちらでしょう?

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