
夏になると背の高い大きな花が連なって咲いているのを見かけることがあります。タチアオイと呼ばれる花で、ホリホックやアルセアなどの名前で流通していたりもします。
まっすぐに伸びる花穂から、タチアオイと名付けられたとも言われています。
また、梅雨入り頃に花が先、梅雨明け頃に散るため「梅雨葵(ツユアオイ)」とも言われています。
日本では古くから栽培されていて、梅雨や夏の定番として親しまれています。調べてみると薬草として使われてきたそう。
勢いよく伸びるところや、鮮やかで華やかな花が大好き!という方も多いのではないでしょうか。
タチアオイの花は穂状につき、下から順番に咲いていきます。
花は何日か経つとしぼみますが、新しい花が次々と咲くので、花期が長く感じられます。
色は、ピンク、赤、白が定番ですが、黄色やオレンジ、紫、黒など様々な品種があります。
花の大きさは小さいものから大きなものまで、10cmくらい大きいものもあり、一重から八重まで様々です。
花びらの形も色々とあり、背丈は品種によっては60cmから2mを超すものなども。
ただ伸びすぎると風で折れたり倒れたりすることもあるので、背丈を堪能したい場合は支柱をすると安全かもしれません。
一般的には二年草と言われていますが、タチアオイにとって良好な環境であれば多年草になることも。
写真は毎年花が咲く場所のを撮ってきたものなのですが、ずっと居ます(笑)。
日当たりが良く水はけの良いところではどこでも育つようです。