· 

根巻とは

根巻というのを見たことはありますか?
植えたての樹木で巻いてあるものを目にすることがあるかもしれません。
この根巻、どうして巻くのか不思議に思われる人も多いのではないでしょうか。
どういった機能と効果があるのか、まとめてみました。

まず、外気の影響からの保護という目的があります。
冬の寒風や急激な温度変化から幹を保護し、寒さによるダメージを軽減します。
幹が凍結して組織が壊れる凍裂や凍害を防ぎます。
寒いときだけではなく、夏の日焼けによる幹焼けの防止もあります。
夏場の強い直射日光から樹皮を守り、乾燥による亀裂、古損を防ぎます。
樹木によっては樹皮が非常に薄いもの、例えばモミジやコブシなどは透かし剪定をしすぎて幹が焼けて樹勢が衰えることがしばしば。こうした場合に効果があります。

樹木を移植したあとの、樹勢回復のサポートとして巻かれることも。
移植直後の木は根からの吸水力が弱まっているため、幹からの水分蒸散を抑えて乾燥 を防ぐ役割があります。
保温・保湿効果によっては新しい根が出るのを助け、発根の促進になることもあります。

また、病害虫対策として幹巻をすることは、良く知られています。
害虫が幹に侵入したり、卵を産み付けたりするのを防ぎます。
また、松などで行うこも巻きは、冬に害虫をわら(こも)の中に誘い込み、春先にこもごと焼却する駆除方法が伝統的な手法として残っています。

他にも動物からの防除にも使います。
クマやシカなどの皮剥ぎ被害から樹皮を守ります。

この4つの効果、意外と侮れません。
幹巻は目的や効果をそれぞれ狙って巻くため時期はそれに沿ってしますが、例えば保温・保湿効果を狙うのであれば、冬の冷え込みが始まる11~12月が最適です。
巻き方は、下から上に向かって緑化テープを巻いていき、最後に麻ひもで固定します。
下から巻くことで雨水が緑化テープの間に入り込むのを防ぐことが出来ます。
なお、地際20センチまでは虫の温床になる可能性があるため、巻かない場合もあります。
通常であれば春先の3月頃には外しますが、移植直後の木であれば根付くまでの1年から数年の間、また夏の日差しよけであれば巻き続けることもあります。

関西造園土木株式会社

〒652-0047

神戸市兵庫区下沢通2丁目2番21号

TEL:078-575-0451

FAX:078-575-0455

MAIL:office@kanzo.com

 078-575-0451