平成20年6月に「生物多様性基本法」た施行され、生物の多様性の保全、及び持続可能な利用についての基本原則が定められ、各主体の責務や生物多様性国家戦略の策定等が規定されました。これに基づき、外来種による生態系等への影響は、生物多様性が直面する重大な危機の一つとして位置づけられています。
各市町村では専門家等と連携し、特定外来生物の早期発見や早期防除などに取り組んでおり、植物に関しても使用しないようにガイドラインが作られています。
弊社が位置する兵庫県ではブラックリストに57種、神戸市には72種の計90種がリストにあります。
外来種で、繁殖力の強い植物を使用すると、周辺に広がって在来種へ影響があります。その代表的な植物としては、ナンキンハゼやトウネズミモチ、ツルニチニチソウ、ヤマハギなどが挙げられています。
弊社での設計で入れないことはもちろん、既に設計された物件に関しても、図面や設計書の樹種確認して、ガイドラインやブラックリストの照合を行っています。
該当する場合はお客様や監督員へご報告、協議を行います。
意外と該当する植物が入っていたりして驚くこともあります。
弊社では、植物を選ぶ時には「見た目が良い」「育てやすい」だけでは選ぶのは、もう止めています。
地域の自然環境に合うか、在来種へ悪影響を与えないか、将来の維持管理で問題にならないかを、常に検討しています。
ブラックリストに載っていなくても、こうした問題が浮上しそうであれば、たとえ素晴らしい見た目でも選ぶことはありません。
植物を植えることは、その後に育てていく、成長するということ。
必ず、周囲の環境や将来への影響を考えなくてはなりません。
