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ポインセチアと短日処理

ポインセチアは以前(2017年)にも記事にしていますが、こうした短日植物と呼ばれる植物についてをお話したいと思います。
コスモスやリュウキュウアサガオ、ポインセチアなどが短日植物ですよ、という話を聞いたことがあるでしょうか。日が短くなると花を咲かせる植物が、短日植物と呼ばれています。
植物が花を咲かせる時期は、植物によってまちまちですが、これはそれぞれの植物が一番育ちやすく、種ができやすい時に花を咲かせるからです。
栄養素を作ったり呼吸や水分の蒸散を行っている葉っぱが、日に当たる時間を感知することで、花芽を形成する特殊なホルモンを出して花を咲かせるそうです。
日が短くなると花を形成するホルモンを出す植物を短日植物、反対に日が長くなると花を咲かせる植物を長日植物といいます。

ポインセチアは短日植物ですが、花芽の形成はややゆっくり。普通に日本で育てると花が咲くのが年明け頃になり、あの赤い葉(苞といいます)はその頃に色づきます。クリスマスカラーとして楽しみたい場合は人工的に短日になるよう9月上旬頃から2ヶ月間ほど、ポインセチアに毎日夕方5時頃~朝8時頃まで箱や布などを被せて光を遮断しましょう。そうすると、12月に赤い葉になります。これが短日処理と言われる方法です。

もし今年ポインセチアを買って、そのままずっと育ててみたいなぁと思われた時は、来年ぜひ短日処理をしてみて下さいね。ポインセチアの育成はそれほど難しくないので、大きく育てて迫力あるクリスマスを迎えることが出来ると思います。チャレンジしてみて下さい。

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